今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

あの騒動と重なって見える、ジャニーズ喜多川「滝沢秀明を後継者に指名」報道

2018/08/31 21:00

takizawa――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎女はつらいよ
 レスリング、アメフト、ボクシングに続いて、体操協会にもドンが。塚原夫妻。夫婦どころか、息子も食い込みまくりらしい。どこもかしこもホントにさぁ。「パワハラ」を使ってのさらなる「パワハラ」か。「ツカハラ跳び」以来の新技「アサヒセイメイコイコイ」の誕生であるな。

 宮川紗江選手の今後は果たしてどうなるのか。高須克弥先生の援助のもと、協会に所属せず活躍する、フーテンのメダリスト目指して、これからも頑張ってほしい。ほくろの位置違うけど。

◎ワンナイトカーニバル
 不祥事により今年はノーベル文学賞発表が見送られるのを受け、本年1回限りの「ノーベル文学賞に代わる新たな賞」が設けられるそうで。すでにノミネート済の村上春樹。うーん。コレ受賞しちゃったら、もう「ノーベル文学賞」は受賞できないんでしょ。それは村上春樹にとって、ものすごく微妙なことになる気が……。村上春樹本人よりも、ハルキストたちの反応が気になるところだ。

 あのノーベル文学賞発表の日、喫茶店に集う彼らの「めんどくささ」見物は、いつの間にか、年に一度の国民の娯楽に。もし今年受賞しちゃったら、もうあれがなくなると思うと寂しくて。ハルキストよりも真剣な面持ちで発表を待つ人も多いのではないか。10月12日は、ハルキストにとっても運命の日である。


◎三つ巴
 「ジャニ―喜多川、滝沢秀明を後継者に指名」報道。ま、外野はざわついてるが、内容としては「舞台演出とかは、ユーに任せる」ってことだと思うのだが。いきなり滝沢がバリバリ事務所内で暗躍し出したら、それはそれで面白いけど。ジャニ―喜多川をトップとする現行の「一代目ジャニーズ組」、メリージュリー一派が率いる「渋谷ジャニーズ組」、滝沢が台頭する「任侠団体ジャニーズ組」に分かれ、それぞれワーワーキャーキャーヌルヌル相撲的にやり合ってほしい。そのうち「ジャニ対法」もできたりしてな。ジャニーズ事務所による不当な行為の防止等に対する法律。ホントにできそう。必要だもの。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

最終更新:2019/05/21 20:24