サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」身内のセクハラを報じないマスコミ コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第427回】 有働由美子アナ、独立後初番組の“相方”が降板! 身内のセクハラを報じないマスコミの忖度 2018/09/11 21:00 ジャニーズ女性週刊誌ぶった斬り!有働由美子 「女性セブン」9月20日号(小学館) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 大坂なおみの全米オープン優勝! テニスファンでなくても興奮した。それを支えたコーチ、サーシャ・バインの存在もクローズアップされているが、パワハラ、セクハラ、暴力問題続きの日本の指導者とのあまりの差に愕然とするばかり――。 第427回(9/5〜9/11発売号より) 1位「有働アナ激憤! 『NEWS ZERO』相方が決まらない裏にあったセクハラ大醜聞」(「女性セブン」9月20日号) 2位「山田涼介 カリスマモデル『極秘3年愛』撮った!」(「女性セブン」9月20日号) 3位「安室奈美恵 引退後は『イモトとインドへ』イッテQ!」(「女性自身」9月25日号) またしても就任直前のキャスター・スキャンダルが発覚した。元NHK有働由美子アナが鳴り物入りでキャスターを務める日本テレビ『NEWS ZERO』。そこで、かねてより有働のパートナーと報じられていた政治部のエース・青山和弘記者に“社内セクハラ事件”が持ち上がったからだ。 これを報じた「女性セブン」によると、青山記者は酩酊状態の20代日テレ女性局員に無理やり肉体関係を迫っただけでなく、別のアルバイト女性にも同様のことを行った疑惑があるという。そのため、青山記者は9月1日に報道局から営業系の部署へ“左遷”されたらしい。 またか、である。スキャンダルは新番組、リニューアル番組にとって“つきもの”になったとしか思えない。思い返せば最初に大きな“ミソ”をつけたのは2016年の『ユアタイム』(フジテレビ系)キャスターに決まっていたショーンKの経歴詐称ではなかったか。その後も出る出る。元NHK登坂淳一アナが、これまたフジの新報道番組キャスターに決定するも、その直前にセクハラ発覚。また『プライムニュース イブニング』(同)のメインキャスター・反町理氏にも女性記者へのパワハラ疑惑が。ついでにBSフジ『プライムニュース』のメインキャスター・松山俊行氏にも愛人スキャンダル発覚! フジテレビが突出しているが、それにしても、これだけセクハラやパワハラが社会的問題となり、それを盛んに糾弾、報じている日本のマスコミ人が、しかも著名なキャスターや記者たちがこれなのだ。その女性蔑視や人権意識の欠如には、もはや呆れるしかない。しかも、今回は有働アナが独立後、満を持しての報道番組で、だ。そもそも青山氏は、それ以前からいくつもの報道番組に出演しているエース記者。それなのに自覚がないのか、バレないと思ったのか、女性を脅したのか、自分の地位を過信してたのか、女性が泣き寝入りすると思ったのか、そもそも卑劣なのか。 そして、もう1つの問題は、今回の青山スキャンダルを大手マスコミがほとんど報じていないことだ。「セブン」記事にも指摘されているが、青山記者といえば“親安倍派”、いや、安倍晋三首相の主張を代弁する御用記者として有名な人物。またも忖度か――。もちろん日テレも、この降板スキャンダルについて口を閉ざしたまま。自分の都合が悪いことは口を噤む――これが日本の報道機関の姿だ。 次のページ Hey! Say! JUMP・山田涼介の熱愛報道 12次のページ Amazon ウドウロク (新潮文庫) 関連記事 “独走状態”の「週刊女性」だけでしか読めない、泰葉の仰天近況ジャニーズ事務所のイメージアップ戦略から感じる、嵐“安売り”への危惧嵐・櫻井翔の破局で明らかになった、ジャニーズ“結婚の掟”の健在ぶり「週刊女性」の“嵐結婚ラッシュ”記事が信じがたい2つの理由小林麻耶「電撃婚」で明らかになった梨園の怖さ――“立役者”だった海老蔵ママの思惑