サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」ジャニーズ“結婚の掟”は健在 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第424回】 嵐・櫻井翔の破局で明らかになった、ジャニーズ“結婚の掟”の健在ぶり 2018/08/21 21:00 ジャニーズ結婚女性週刊誌ぶった斬り! 「女性自身」9月4日号(光文社) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! あのビッグダディのネタラッシュ! 次女が第一子を出産し初孫ができたことと三女の女子プロデビュー。こうしたネタがニュースになる。子どもたちはまだまだいる。何か変わったことがあれば、またネタになるだろう。ビッグダディ、やはりただ者ではない。 第424回(8/9〜8/21発売号より) 1位「櫻井翔 『結婚はしない!』決断にあったデビュー20周年の新計画」(「女性自身」9月4日号) 「櫻井翔の地雷!? 新恋人・ミス上智の“引力”」(「女性セブン」8月23・30日合併号) 2位「長嶋茂雄 緊急入院!「懸命の病室」と「家族の相克」(「女性セブン」8月23・30日合併号) 3位「高橋真麻 『食欲壊れた!』夕食直後に路上で弁当歩き食い」(「女性自身」9月4日号) ここ最近、嵐の結婚や熱愛報道が相次いでいる。「週刊女性」が二宮和也と松本潤の結婚計画を報じたのに続き、「週刊文春」(文藝春秋)も櫻井翔と小川彩桂アナの破局と女子大生の新恋人の存在をスクープ、同時に二宮と伊藤綾子アナとの“婚前旅行”を報じた。 それに対し「女性自身」と「女性セブン」が櫻井ネタの後追いをしているのだが、これまたなかなか興味深い。まず「セブン」では櫻井と小川の破局について『報道ステーション』(テレビ朝日系)を降板した小川は「出産のことも考え、早ければ今年、遅くとも来年中には結婚したいと考えていた」が、しかし櫻井は煮え切らなかったと指摘。さらにその背景には結婚が囁かれている二宮と伊藤の存在があり、「今のタイミングで両方とも、あるいは片方だけが結婚することは難しい」という判断があったとしている。櫻井に比べ“熱愛温度の高い”二宮の存在が破局の一因とも取れるが、一方の「自身」も破局の原因としてこんな指摘をしているのだ。 いわく、二宮と伊藤が婚前旅行をし、また結婚を認めてくれるよう直談判したと報じられた。また松本潤と井上真央も水面下で結婚準備を始めた。そんなタイミングで一気に3人が結婚するとは考えづらく、そのため櫻井は結婚を切望する小川と破局した、と。 つまり「セブン」「自身」とも同じ理由ってことね。でも、かなり無理がある。特に「自身」。だって「文春」が婚前旅行を報じたのも、「週女」が二宮の直談判を報じたのも今月8月のこと。それが今年4月に破局した櫻井と小川の破局原因だなんて――。 まあ、ジャニーズ事務所側が描いた、破局ストーリー、レクチャーに2誌とも素直に従ったのか、とも思うが、とはいえジャニーズの“結婚の掟”はやはり健在ということなのだろう。この“掟”はかつて「週女」の荒木田範文記者が暴露したものだが、タレントが結婚しようとすると、事務所では結婚したら「どうなるか」といった具体的数字をちらつかせて、結婚をあきらめさせるというもの。 ここ最近、ジャニーズタレントの結婚が相次いでいるとはいえ、現在ジャニーズの屋台骨となっている嵐に関しては、かなり強固なものなのだろう。これまでにも元SMAP・稲垣吾郎と菅野美穂やV6・森田剛と上戸彩などが、長年交際を続け結婚間近とまで言われながら結局は破局したのも、この掟のためだったと言われている。が、しかし、そんな中にあって今回の小川はさすがだと思う。小川は『報ステ』の降板が明らかになっているが、これまで、政権批判や不正に対し、まっこうから厳しい発言をしてきた才女。“長すぎた春”などまっぴらとばかり、1年ほどで櫻井に見切りをつけ、別れを決意したのだから。結婚という個人的なことまでコントルールしようとする事務所と、それに従う櫻井に早々と見切りをつけた小川の今後を応援したい。 次のページ 長嶋茂雄をめぐる一茂と三奈の確執 12次のページ Amazon 夏疾風(通常盤) 関連記事 「週刊女性」の“嵐結婚ラッシュ”記事が信じがたい2つの理由小林麻耶「電撃婚」で明らかになった梨園の怖さ――“立役者”だった海老蔵ママの思惑ジャニーズ事務所における中居正広の“ビミョーな立場”をほのめかす女性週刊誌男尊女卑や性暴力、女性の人権に対する日本人の民度を検証する「女性自身」眞子さま婚約者・小室圭さんの“海外勤務”“留学”を伝える女性週刊誌のニュアンスの差