サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」有村藍里に見る“ブス”に悩む女の特徴 コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 「有村架純に似せるメイク」を披露、姉・有村藍里に見る“ブス”に悩んでしまう女の特徴 2018/05/17 21:00 女のためのテレビ深読み週報女のための有名人深読み週報 #夢なら醒めないで ご視聴ありがとうございました。これからも1mmでも可愛くなりたい精神で前向きに生きていきます? pic.twitter.com/VnKsJcmjvH — 有村藍里 (@arimuraairi) 2018年5月15日 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今回の有名人> 「さっきからモニターが気になって」有村藍里 『有田哲平の夢なら醒めないで』(TBS系、5月16日) 「拡大解釈」という言葉をご存じだろうか。その名のごとく、文意を自分の都合で広げ、ねじまげて解釈してしまうことを指す。例えば、職場の先輩に「ここを直しておいてね」と指示されたとする。多くの人は、そのまま実行するが、拡大解釈する人は「先輩にダメ出しされた」というふうにニュアンスを変えてしまう。 女性にとって、一番身近な拡大解釈マターは、“ブス”ではないだろうか。男尊女卑傾向の強い国は、女性の美醜にうるさいと聞いたことがあるが、日本もそういった傾向があると言えるだろう。美をウリにする芸能人はもちろん、政治家、コメンテーターや作家、アスリートなど、人前に出る職業の女性は、美が本業ではないのにもかかわらず、美人もしくはブスかを取りざたされる。男性が女性の外見にうるさいことは言うまでもないが、女性でも「ブスとは友達になりたくない」と公言する人はいるし、ブスを攻撃対象にする人はいる(以前も書いたことがあるが、ブス嫌悪が強いのは、男性ではなく女性だと私は思っている)。 ダニエル・S・ハマーメッシュの『美貌格差―生まれつき不平等の経済学』(東洋経済新報社)によると、美人とそうでない人の生涯賃金格差は2700万円だそうで、ブスであることは不幸とは言いきれないものの、不利に働くことはあると言えるだろう。 ブスでいたくないという気持ちは、拡大解釈を起こさせるに十分な原因となるのではないか。世の女性は、美人とブス、そのどちらにも属さない「普通」の3種類に分けることができ、恐らく割合としては、普通の人が一番多いだろう。しかし女性の中には、自分がブスであることへの恐れが転じて、「美人と言われないのは、ブスということだ」と拡大解釈している人が多いように感じる。 次のページ 須田亜香里の試着エピソードは被害妄想的? 12次のページ Amazon 有村藍里写真集『i』 関連記事 木下優樹菜こそ、「VERY」専属モデルにふさわしい――彼女が持つ「滝沢眞規子にないもの」とは?剛力彩芽、大富豪・前澤友作と交際宣言――男たちが「カネを求める女」に眉をひそめるワケ橋本マナミをけん制する壇蜜に見た、“負け上手”らしからぬ格付け意識神田うの、“ブランド品窃盗被害”の告白から垣間見えた“セレブの孤独”椿鬼奴の“稼がない夫”は、なぜ批判される? バラエティに蔓延する「男はNG」の発想