【連載】モンペと呼ばないで! ~怒れるママたちの叫び~

【モンペと呼ばないで!】バレエ教室で「娘だけ裸足練習」……これは指導なの、虐待なの?

2018/04/10 17:00

娘が不合格になった理由がわからない

 習い事をめぐって、ママたちが不満を爆発させるケースは後を絶たない。小4の女児を持つ専業主婦の真央さん(仮名)は、乳児の頃から娘を水泳教室に通わせている。

「専業主婦だったため、幼稚園に入園する前から親子スイミングに通い始めました。子どもが小学校の高学年になると、親は送迎だけ同行して、見学室に残らないで帰る人も多いですが、私は心配なのでレッスンを見ています」

 真央さんの娘は、タイムは遅いものの、クロールを得意の泳法といえるレベルまでマスターしていたという。しかし、定期的に行われる進級テストで、娘だけが不合格に。見学室からその様子を覗いていた真央さんは、納得がいかなかったそうだ。

「うちの子は、ほかの子よりは遅いですが、泳げていたんです。なのに、同じクラスの子たちが合格して、娘だけが不合格。娘に聞いても、不合格になった理由がわからず、受付を通じてコーチに抗議しました。理由も言わないで不合格にするなんて、明らかにわざとだとしか思えないです」

 この進級テストは、3カ月で1級上がることを目安に作られているという。次のテストでは合格できたらしいが、クロール以外の泳法で不合格となったという。


「そもそも、1クラスに生徒が15人ほどいるので、詳しく教える時間が足りないと思うんです。 合格基準を水泳教室の担当者に聞いたら、『練習が足りないのならクラスを増やしてください』と冷たくあしらわれました」

 習い事でのトラブルは、“辞める”という手段が選べるため、長期化しない傾向がある。もしかしたら、水泳教室内のママたちの入れ替わりは、思いのほか早いのかもしれない。

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