サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」「安倍昭恵夫人」の謎を解くキーワード コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第407回】 女性週刊誌3誌がこぞって取り上げる「安倍昭恵夫人」の謎を解くキーワード 2018/04/03 21:00 女性週刊誌ぶった斬り! 「女性セブン」4月12日号(小学館) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! またしても、出た。「ない」と言っていた陸上自衛隊のイラク派遣時の日報が見つかった。昨年2月に当時の稲田朋美防衛相が「見つけることができない」と国会答弁してから1年以上、“発見”から2カ月半。やはりなんらかの意図と隠蔽を感じざるを得ない。 第407回(3/29〜4/3発売号より) 1位「昭恵さん 『私はそんなに弱くない』国をかき乱した夫婦『離婚の時』」(「女性セブン」4月12日号) 2位「ムスコ飯 辻仁成 第166飯」(「女性自身」4月17日号) 3位「井上真央 妻夫木聡と共演『夫婦ドラマがお蔵入り』危機!」(「女性自身」4月17日号) 不発に終わったかに見えた佐川宣寿・前国税庁長官の証人喚問。しかし、その後も首相官邸前で大規模デモが行われるなど、安倍政権に対する怒りや疑問が払拭されたわけではないし、納得なんてしていない。 先々週には女性週刊誌は3誌とも、この問題を揃って取り上げていたが、今週も「女性セブン」「週刊女性」が森友問題、いや安倍昭恵夫人問題を取り上げている。 中でも「セブン」はなかなかディープだ。安倍晋三首相が昭恵夫人のことを「もう顔も見たくないよ……」「自分の方が偉いとでも思っているのか」などとこぼしたことや、2人が今では没交渉状態なこと、さらに安倍首相のこんなつぶやきを紹介している。 「昭恵には何を言っても、だめなんだ。何もわかってないんだよ。だから、相手にしてもしょうがないじゃないか」 さらに離婚に対してもこう言及している。 「昭恵はただの目立ちたがりなんだ。何もわかっちゃいないし、わからせることもできない。離婚ができるならとっくにしてるよ。(総理という)立場がなければね」 確かに、こんなタイミングでよもや離婚などといった事態になれば、それこそ昭恵夫人が今以上にコントロール不能になる。何をするかわからない。洗いざらい本当のことをしゃべってしまうかも。それはそれで国民のためにはなると思うが、安倍首相からしたら“あり得ない”ことなのだろう。 安倍首相も“息をするように嘘をつく”と言われる人物だし、妻に対し“何もわかっていない”なんて言ってる場合じゃないと思うが、それはさておき、夫の言葉には妻の不可解さを理解するためのヒントもある。特に、ここ最近の昭恵夫人の言動はあまりに疑問だらけだったからだ。 例えば、文書改ざんの事実を財務省が認めた後、「野党のバカげた質問ばかりで、旦那さんは毎日大変」というFacebookへの書き込みに「いいね!」を押したり、森友問題を追及している葛飾区議のFacebookに友達申請して、「いつか全貌が明らかになればいいですが、これ以上、犠牲者が出ないことを祈ります」などとメッセージを送ったり。 その最たるが近畿財務局職員の自殺が発覚した当夜、芸能人も参加する銀座でのセレブパーティに無邪気に参加していたことだ。 考えられない。誰しもそう思う。そして「セブン」には夫の肉声だけでなく、昭恵夫人を読み解くこんなワードもある。 「スピリチュアルなものにハマりやすい」「何かが決定的にズレている」「驚くほどの『当事者意識のなさ』」「国を揺るがす事態に至っても、彼女に罪悪感はない。そして、やっぱり他人事」 確かに――。そう考えると家庭内与党なんていうのも単なる“ノリ”。反原発も、大麻支持も、ミス・インターナショナル経験者のストーカー被害を支援したのも“思いつき”なんだろうな。2週続けて(合併号挟む)「セブン」のトップを飾った昭恵夫人特集だが、歴史に残るトンデモ首相夫妻ということは決定的かも。 次のページ 辻仁成の“ムスコ”が発した素敵な言葉 12次のページ Amazon 「私」を生きる 関連記事 ローラ、事務所トラブルと熱愛を語った「女性自身」への“神対応”TOKIO・城島茂の“結婚”をめぐる「女性セブン」と「女性自身」のスクープ争奪戦落語界パワハラ問題で「泰葉」から重要証言を引き出す「週刊女性」の“太いパイプ”“伊調馨パワハラ騒動”を報じる「女性自身」の意味深すぎる“吉田沙保里”情報菜々緒、本田翼らと熱愛連発……恐るべし、菅田将暉の演技だけじゃない“幅広さ”