サイゾーウーマンカルチャー大人のぺいじおちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち風俗嬢が『リアル風俗嬢日記』を読んでみた カルチャー [おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち] アラフォー風俗嬢が『リアル風俗嬢日記』を読んで、地雷客や男性に思ったこと 2018/03/11 21:00 おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち ――男は風俗嬢にどんな姿を見せているのだろうか。恋人や友人には見せない、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。 『リアル風俗嬢日記~彼氏の命令でヘルス始めました~』(竹書房) 『リアル風俗嬢日記~彼氏の命令でヘルス始めました~』(竹書房)は、大変面白くて一気に読めた。同じ風俗嬢として共感できる作品は、すぐに入り込める。絵のセンスがない自分には、風俗客の変態っぷりを文章だけで説明するのが難しいこともあるので、絵が描ける漫画家さんはすごいと思うし、羨ましい。 以前、丸めた掛け布団の上に、犬のように四つん這いでまたがって、腰を振って犬の後尾とまったく同じようにオナニーする風俗客を目の当たりにしたとき、「おぉ! これは絵に描きたい! 絵で説明した方が絶対に面白い!」と思ったことがあったが、表情豊かなこの漫画を読んでいて、そんなことをふと思い出した。風俗嬢のリアルな内容が書かれていて、つい気持ちが重なったのかもしれない。 読み進めていくと、さまざまなシチュエーションでの“風俗嬢あるあるネタ”が面白く描かれており、風俗嬢ならば頷きながら読めるだろうと思う。「あれ? これ私も同じような経験あるわ~」なんて具合に、みんな不思議なほど似たような地雷客に出会っている。 同じような地雷客が量産されてしまうのは、恐らくAVが原因。人として相手に思いやりや気遣いができないから、そうなる人も多いけれど、AVをお手本にする男性もまだまだ多い。最近はAV出演者さんらが「AVの真似してSEXしてはダメですよ」と、SNSなどで言ってくれるようになったけれど、それでもそう簡単には減らない。 この漫画にもS(攻め)派の男性が登場しているけど、この手の人は、マンコを見ていたら好奇心が抑えられなくなるのか、マンコの中を上下左右前後にガッシガッシ引っ掻き回す、いわゆる「ガシマン」といわれる行為をいきなりやってくるから、気をつけていないと血だらけで負傷してしまう。 似たようなのだと、マンコに突っ込んだ指をグルングルン回転させてみたり、指を1本ずつ増やして「君のマンコは、一体、指が何本入るかな~」なんて実験してくるやつもいたり、とにかくデリケートなマンコをいきなり引っ掻き回される。AVを見てると簡単に潮吹きしているから、俺にもできるんじゃないか? という、脳内お花畑の発想をしていそうな大馬鹿野郎も多い。自分もガシマンが3人立て続いたときは、ベッドシーツが血だらけになったことがあるので、読んでいてそれをまた思い出してしまった。 翌日の病院で「レイプか? 暴行事件か?」と、先生と看護士さんが深刻そうに集まってプチ騒ぎみたいになって、とても恥ずかしかったなぁと。 次のページ 自分のイライラ体験も不思議と笑えてくる 123次のページ Amazon リアル風俗嬢日記 ~彼氏の命令でヘルス始めました~ (バンブーエッセイセレクション) 関連記事 アラフォー風俗嬢が見た、汚部屋&異臭まみれで暮らす「猫屋敷おじさん」の性癖梅毒の猛威はHIVより危険!? 医師がアラフォー風俗嬢に語った、「神経梅毒」の恐怖アラフォー風俗嬢が振り返る、今年ソープランドで出会った「ヘンなSEXのお客さん」アラフォー風俗嬢がSEXレッスンで知った、秋田の29歳素人童貞の“純朴”5年で25倍の梅毒患者! アラフォー風俗嬢が告白「吉原激安ソープは性病の溜まり場」