サイゾーウーマンカルチャー大人のぺいじおちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち風俗嬢が見た「猫屋敷おじさん」の性癖 カルチャー [おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち] アラフォー風俗嬢が見た、汚部屋&異臭まみれで暮らす「猫屋敷おじさん」の性癖 2018/02/11 21:00 おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち Photo by moriyatomo from Flickr ――男は風俗嬢にどんな姿を見せているのだろうか。恋人や友人には見せない、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。 どこの店に行っても一定数いるのが、未経験や新人と書かれた子が大好物のキモいおじさん客。私が初めて風俗デビューしたお店には、入店してすぐの子を指名しては、嬢の方から「リピート指名はNG」と言われる有名な地雷客がいた。 そのお客さんは基本的に本指名をせず、新しい子が入れば片っ端から一通り試すという遊び方。だから、「次回はNGで」と言ったところで本人に気付かれないし意味がない。この男性に指名されると、泣いて戻ってくる子もいて「あまりにもひどい」と、そのまま辞めてしまった子もいた。 初めての風俗デビューで初っ端から、この強い印象を残すおじさんに当たってしまうと、確かに風俗のトラウマが一生残ると思う。とにかく、嬢同士の間でも笑えないと話題に上がるほど有名だった。誰が付けたのか、その方の店での呼び名があった。その名も「猫屋敷おじさん」。 なぜ、そう呼ばれるようになったのか。それはおじさんがとある下町の路地の、さらに路地奥にある、いわゆる建て直し不可物件の斜めに崩れかけた木造アパートの2階に住んでいたからだ。2階へ上がる階段は斜めになっており、電気もないのか点かないのか、暗闇を上がってたどり着く1DKほどの家に3匹の猫とおじさんは暮らしている。あまりの汚さとボロさに絶句。人が住むところじゃない、言葉にならない強烈さ。 掃除は年に一度しかしないらしく、玄関入ってすぐのダイニングキッチンの床一面には、新聞紙や段ボールが一面に敷き詰められていて、床一面というか部屋全体が猫のトイレ仕様。敷き詰められた新聞紙も段ボールも取り替えてない様子から、とにかくネコのおしっこが臭う。 悪臭すぎて鼻呼吸ができない。口呼吸しても、口の中がおしっこの味がしているような感覚になるほど。終了した後の数時間は、しばらく臭いが鼻に残るほどだ。そして、奥の和室は万年床の萎びたせんべい布団が1枚敷かれ、人間のスペースは布団の上のみという状態。その上も、ゴミや猫の毛だらけでザラザラしており、座ると服や足にいろんなものがくっつく。 初めて行ったとき、靴下が毛だらけで大変なことになった。強烈な汚さゆえ、脱いだ服が汚れないように畳の上に置かず、全てカバンの中にしまう。お風呂に入ってもタイル壁から床もあちこち黒カビだらけで、湯船なんて使っていないのではというほどの汚さ。プレイ前にお風呂で行うイソジンうがいも、なんとコップを持っていないから、手の平にイソジンとお湯を入れ、すくって口に入れてもらった。 家にコップが1つもないとかおかしいけれど、長年独身の男性の家では意外とありえる光景。そしてシャワーから上がり、タオルを借りようと待っていたら、なんとこのおじさんが自分の体を拭いた後のタオルを渡してきた。ひいぃぃ~と思いながらも、タオルを持参していなかったので、仕方なくこのおじさんが拭いた後の湿ったタオルを借りるしかなかった。 次のページ 二度目の指名で判明した「猫屋敷」の真実 123次のページ Amazon エッチなお仕事なぜいけないの? 関連記事 梅毒の猛威はHIVより危険!? 医師がアラフォー風俗嬢に語った、「神経梅毒」の恐怖アラフォー風俗嬢が振り返る、今年ソープランドで出会った「ヘンなSEXのお客さん」アラフォー風俗嬢がSEXレッスンで知った、秋田の29歳素人童貞の“純朴”5年で25倍の梅毒患者! アラフォー風俗嬢が告白「吉原激安ソープは性病の溜まり場」アラフォー吉原嬢から見た、「風俗嬢と結婚」する男の謎――指名3回目で婚姻届も