なぜあの野菜・果物が?

健康・美容分野の“ネクストブーム”を読む! スイカ、オクラ、ミカンが兆しを見せているワケ

2018/02/10 17:00

オクラパックの美肌効果が注目の的に

 博覧会価格で、思わず商材を買い込みそうになったのが、オクラを使ったアイテム。ご存じの通り、独特のぬめり気があるあの野菜のオクラが、今、健康美容業界でブームになりつつあるそうだ。

 例えばオクラパウダーは、ポリフェノール量が100g当たり2,200mgも含まれ、高い抗酸化作用があるとのことで、「スムージーなどに入れるだけで体の中から肌が若返る」といった紹介がされていた。また、“塗って寝るパック”が商品化されていて驚いた。これにはオクラのタネが用いられており、「コラーゲンやヒアルロン酸と関係する線維芽細胞を活性化させる」との説明が。会場内で実際に手の甲に塗ってみると、フワフワ泡のオクラパックが肌を包み、だんだん白っぽくなって、ジワジワと肌に吸収されていくのだが、確かに美白&モチモチ肌効果があったように思う。おそるべしオクラ! だからと言って、オクラをすりつぶしてパックをする場合は、自己責任でお願いします。あくまでも、筆者が試したのは商品化されたものだということをお忘れなく。

◎ミカンはミカンでも“青ミカン”にブームの兆し
 健康美容分野で、そこまで注目されていなかった野菜や果実が推され出した……そんな印象を受けた今年の博覧会だったが、“ビタミンが豊富な果物”のド定番であるミカンも、再びスポットライトを浴びている。ミカンはミカンでも、オレンジ色に完熟する前の“青ミカン”ブームの気配をヒシヒシと感じたのだ。

 なんでも青ミカンには、コレステロールや血圧のコントロールに働くヘスペリジン、抗酸化作用があるとされるタンゲレチン、そして花粉症に効果があるとされているナリルチン(最近、和歌山の柑橘類「ジャバラ」ですっかり有名になった成分)などが含まれていることがわかったそうだ。まだ商品化には至っていないとのことだが、今後は注目度がアップするかもしれない。

◎ジュースとは違うリンゴのドリンク剤も
 これまでありそうでなかった“リンゴのドリンク剤”というのも目についた。「リンゴジュースと何が違うんだ?」と思ったが、なんでもリンゴの成分をギュッ濃縮され、閉じ込めているそうで、このドリンク剤を飲み続けている人からは「リラックスできるようになった」「化粧のノリが良くなった」といった声が出ているとのこと。健康ドリンク剤は味が独特そうだから……と苦手意識を持っていた人も、“リンゴ”ならば手を出しやすいだろうし、今後「果物のドリンク剤」シリーズが登場してもおかしくないだろう。ちなみに「リンゴ酢ゼリー」なる商材もあったが、こちらはプロテオグリカンが配合されダイエット効果があるとか。


旭富士のみりん加寿 (みりん粕) こぼれ梅 300g ■要冷蔵