サイゾーウーマンコラム麿降板と気象予報士に見るフジの問題 コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 「麿」降板と気象予報士から見える、フジテレビの問題点 2018/01/26 21:00 週刊ヒトコト斬り 『みんなのニュース』(フジテレビ系)公式サイトより ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎そして誰もいなくなった? 「もみ消して冬~協会の問題なかったことに~」が、次々と失敗し続けている相撲界。元力士であるちゃんこ屋さんの店員さんと少々雑談しただけでも、「いやー、下の方は、ホットカーペットの温度設定だの、トイレブラシを置く位置だの、ちょっとした過失が大変なことになるんで、いっつも命がけでしたねぇ」なんて話が出てくるくらい。日常的鉄拳制裁。どんどん#metooの流れができたら、こりゃもう、親方のほとんどはみんな辞任していなくなるかも。消去法で理事は無傷の貴乃花親方ひとりってこともありうるかもしれない。無気力選挙でごっつあん! ◎地に落ちた公家 山本モナ、ショーンK、そして今回の麿。アンガールズ・田中卓志の「さ~ん~か~いめ~」の声が聞こえてきそうな、フジテレビニュース番組放送前分解。潰す「週刊文春」(文藝春秋)と潰されるフジ。「トムとジェリー」の安定感すら漂う構図であるが。どうすんだろ後任。実力よりも人気よりも、何より重要なのは不倫とセクハラをしないという点。どうせ半笑いの目で見られてるなら、いっそのこともう、ぺこ&りゅうちぇるにでもやらせておくか。ここも何かあったりしてな。 ◎母さんが夜なべ~? 麿消滅に震えるフジ報道局であるが。現在放送中の『みんなのニュース』で気になることが。お天気コーナーを担当する太谷智一サンという気象予報士の手袋が、みすぼらしすぎるのである。 ロケ先で天気図などを直接指差すたび、テレビ画面に大写しになるそれは、手袋というより軍手に近い素材で、表面すべてが毛玉に覆われ、冴えない小豆色。とても毎日テレビに映されるようなシロモノじゃないのである。なぜあんなボロボロの手袋を堂々と毎日テレビ画面に登場させるのか。天気図の説明によっては、毛玉一つひとつの形状がハッキリわかるほど大写し。「亡くなる前日、母が手編みで作ってくれた」等の逸話でもない限り、映しちゃいかんレベルのボロ布っぷり。これをはめて日々中継をこなす本人のメンタリティよりも、「太谷さん、その手袋、やばいっすよ」という声が誰からも起きない、フジテレビの報道現場に戦慄を感じる。そういうとこが、さ。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。 最終更新:2019/05/21 20:27 関連記事 小室哲哉の引退表明会見に足りなかったものウーマンラッシュアワー・村本大輔の「三日天下」に思うことYOSHIKI、突然のバラエティー出演が示唆するもの本田真凛、平昌五輪フィギュア代表になれなかった“ヒロイン”上野のシャンシャン公開に集まる「善意の人々」が醸す“違和感” 次の記事 JUMP・山田、妹のインスタ流出の危機 >