サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビューカテゴライズされたい「non-no」女子 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「non・no」12月号 「恋愛あるある企画」が好評? 「non・no」女子の“カテゴライズされたい”願望の正体 2017/11/16 20:45 non・no女性誌レビュー 「おもしろくない」といわれることが人生の分かれ目に? 最後に「キャリアウーマンも20歳だった!」を見ていきましょう。こちらのキャリアウーマン企画、アラサーからアラフォーまで「現在キラキラ働いている6人の女性」に、キャリアの変遷や学生時代についてのインタビューをしています。資生堂のブランドマネージャーにメルカリの執行役員、社長が2人と、確かにキラキラしたメンバーたちの紆余曲折な経歴に圧倒されてしまいます。 そんな、キャリアウーマンどころかスーパーウーマンとしか思えない6人が語る「20歳の頃の悩み」はというと、「やりたいことがわからない」「将来の自分のことなんて想像がつかない」「何も考えてない! 強いて言うなら東京23区に住みたい(笑)」など漠然としたものばかりだったようで、何がキッカケで自立した仕事人になったのかが気になります。 印象的だったのは、元アナウンサーで現在は話し方教室を経営している野村絵理奈さんの「海外留学で話していておもしろくないと言われちゃった」というエピソード。「自分を表現できない」という20歳の時のコンプレックスが今の仕事の原点になったそうで、「20歳の頃の経験や興味って人生の大きな存在になるもの。とにかくなんでも挑戦してみてください!」とノンノ女子たちにエールを送っています。 20歳そこそこの女子大生の話がつまらないなんて当たり前のようにも思えますが、ノンノ女子たちのように、家族に愛され、同質な友人たちに囲まれて過ごしていれば、自分のつまらなさと向き合う必要はないでしょうし、面と向かって指摘されることもないでしょう。もちろん自分を「盛る」ことでささやかな個性を演出するという方法もいいのですが、時には素の自分のままでキャンパスの外の世界へ冒険してみるのも悪くないかも……? (橘まり子) 前のページ123 最終更新:2017/11/16 20:45 Amazon non・no(ノンノ) 2017年 12 月号 [雑誌] 関連記事 「私たちはモテて当然」の恋愛強者ぶりを発揮する、「non・no」女子大生に募るモヤモヤ女子校出身者をディスりまくる、「non・no」恋愛あるある企画の意図とは?「non・no」モデルの私服に見る、新しい“量産型女子大生”と葛藤「non-no」女子が無敵だった! 「an・an」が弾きだした黄金の女性像田中みな実の“アラサー独女自虐”が浮き彫りにする、「GINGER」女子の生きづらさ 次の記事 ハイヒール・リンゴの不倫論に矛盾 >