サイゾーウーマンカルチャーインタビュー全員オネエの“ゲイ能事務所”が好調なワケ カルチャー 「二丁目プロジェクト」松林佑典社長インタビュー 『ガキ使』『有吉ジャポン』にも出演! タレントは全員オネエの“ゲイ能事務所”が好調なワケ 2017/11/01 15:00 インタビューオネエタレント新宿二丁目 マツコ・デラックスさんや先人の方々のおかげ ――「二丁目プロジェクト」を立ち上げて、反応はいかがですか? 松林 おかげさまで反応はいいですね。それまで、この業界にオネエ専門プロダクションはなかったので、その部分だけでも興味を持っていただけます。「ゆめみすぎこ」は、『有吉ジャポン』(TBS系)や『スクール革命!』(日本テレビ系)でスタジオトークに呼んでいただいてますし、「猛虎」「堂薗」は、『ダウンタウンのガキ使いやあらへんで!』(同)の夏のイベント“絶対に笑ってはいけないバスツアー”で、2年連続でオネエバスガイドを務めさせていただきました。ウチは二丁目で実際にママをやっている人が多いので、トークに長けているというか、場の空気を読めて、笑いを取るのはすごくうまいんですよ。「しゃべれないオカマは、ヤラせないソープ嬢と同じよ」って言ってたのが、すごく印象に残ってます。 ――すばらしすぎる名言ですね(笑)。 松林 ただ、いろいろお話をいただけるのは、マツコ・デラックスさんのご活躍とか、先人の方々のおかげだと思っています。テレビの世界で、いわゆる「オネエ」という枠を当たり前にしていただいたから、私たちにも声をかけていただけるというのはありますね。 ――“おかげです”といえば、先日『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)に石橋貴明さん扮する「保毛尾田保毛男」が出たことで物議を醸しましたが、社長個人的には、あの一件をどうお考えですか? 松林 僕は今30歳で、保毛尾田さんのキャラクターを知らなかった世代なんですけど、周りであのキャラクターに対してそこまで怒っている方はいなかったですね。これはあくまで私個人の意見ですが、あそこで抗議することで、LGBTは扱いづらいという印象を与えてしまって、“自分たちを認めてほしい”というゴールから逆に遠ざかってしまったように思えます。 ――フジテレビ社長が謝罪する事態になりました。 松林 フジテレビさんやとんねるずさんは、ネット界隈から比較的批判を浴びやすい対象になってしまっているのも、炎上してしまった原因かもしれないですね。国民的漫画といわれる『ONE PIECE』(集英社)にもオネエっぽいキャラクターが出てきますけど、今回のような事態になっていないですから。 ――最後に、今後の展望を聞かせてください。 松林 イケメンならジャニーズ(事務所)、お笑いならよしもと(クリエイティブ・エージェンシー)のように、「オネエなら二丁目プロジェクト」と言われるぐらいになりたいですね。世間の誰もが知っているマツコ・デラックスさんのようなスターを、二丁目プロジェクトから生み出していきたいです。 (伊藤雅奈子) ・二丁目プロジェクト 前のページ12 最終更新:2017/11/01 15:00 Amazon 新宿二丁目の文化人類学: ゲイ・コミュニティから都市をまなざす 多様性の時代ですから 関連記事 「クリスは押しが強い」「ミッツは毒吐きすぎ」実は苦手な“人気オネエタレント”ランキング「GENKINGの二の舞に……」記者が明かす、すぐ消えそうな“新世代オネエ”とは?「先輩オネエから嫌われてる」とうわさのGENKING、ピーターとの共演でマスコミ緊迫!有吉、国分がワースト!? タモリに鶴瓶、マツコら「散歩番組」戦国時代、視聴率ランク とんねるず30周年特番、「いじめ」「同性愛差別」と炎上! 『めちゃイケ』に続きフジ批判 次の記事 マギーの発言に不倫批判噴出 >