サイゾーウーマンカルチャー大人のぺいじおちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち風俗嬢と結婚したがる男たち カルチャー [おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち] アラフォー吉原嬢から見た、「風俗嬢と結婚」する男の謎――指名3回目で婚姻届も 2017/07/02 21:00 おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち Photo by rahims from Flickr ――男が、恋人や友人ではない、風俗嬢にしか見せない姿や感情はどんなものだろうか。セックスをした「他人」だけに見せる、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。 初対面だったり、まだ数回しか会っていないのに、風俗店には結婚したがるお客さんがたまに現れる。デリヘルの出稼ぎで行っていた新潟でも2人から「結婚してほしい」と言われたことがある。 なぜ風俗嬢相手に婚活をするお客さんがいるのか。性的サービスをする仕事を生業にしている女性を、あえて恋人や結婚相手に選ぶ理由がわからない。風俗嬢ならハードルが低いとか、ちょろいとでも思われているのか。自分の女にしてしまえば、タダでスケべなことをたくさんしてもらえるだろうと、安易な発想からなのか。 引け目や劣等感のある男性が唯一見下せる相手、それが風俗嬢だからなのか。手の届きやすい女性と思われているのだろうか。風俗嬢の私から見ても、風俗嬢を口説く男性の心理は謎で仕方がない。それでも後を絶たない、本気なのか、指名した風俗嬢全員を口説いているのか、よくわからない男性たち。挨拶がわりに誰にでも言っているタイプの男性もかなり多い。だから、風俗客が言う言葉なんて一切信じない私。言葉よりも行動で示せ。本当に口説きたい、自分の女にしたいのなら、わかりやすい行動を見せてもらいたいもの。 お客さんと結婚した吉原の風俗嬢 先日来た、私より3歳年下のアメリカ人ハーフの男性が、また初対面から口説いてきた。風俗客の口説きは一切信じていないこと、本気の気持ちがあるのなら行動で見せてと伝えた。あまりにもしつこく言ってくるので、私の本心をまっすぐ伝えてみた。 「もう私もいい年だし、結婚して子どもを授かるのに、新しく誰かとお付き合いを始めて、デートして愛を育んで……という、お金と時間のかかる無駄は省きたいのよね。次にお付き合いする人は、すぐに結婚できる人がいいんだ。付き合わなくていいから私と結婚する?」 「結婚」の言葉を出して引く人なら却下だし、でも普通、初対面で結婚とか言われたら重いと思うはずだから、反応を見たかった。昔、母に言われ続けた教え“30歳過ぎたら選んでいる場合じゃない、選ばれる人間になりなさい”と言う言葉を無視して。やっぱり選んでもらったら、その中から自分も選びたい。 次のページ 「結婚しよう」と言ってきた 12次のページ Amazon 風俗行ったら人生変わったwww 関連記事 吉原ソープで働く人々の意外な素顔――アラフォー風俗嬢が見た「優しい」世界「さすが吉原」――デブのおばさん風俗嬢が、吉原で“ソープ嬢デビュー”して見えたことデブのおばさんが風俗デビュー、ナンバーワン“ヘルス嬢”から売れない風俗嬢への転落記風俗デビューは巨乳&でぶ専門のデリヘルだった。「おちぶれアラフォー風俗嬢」の履歴書風俗嬢を「オナニーの道具」として扱う男は、一生女ひとり満足させられないと思う