サイゾーウーマンカルチャー大人のぺいじおちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち吉原ソープで働く人々の意外な素顔――アラフォー風俗嬢が見た「優しい」世界 カルチャー [おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち] 吉原ソープで働く人々の意外な素顔――アラフォー風俗嬢が見た「優しい」世界 2017/05/07 21:00 おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち 吉原の風俗嬢が働く意外な動機 私の知っている講習師さんは、シングルマザーで風俗嬢として20年近く吉原に勤め、朝7時から0時の閉店までほぼ毎日仕事をし、子どもを1人で育てあげたたくましい女性。お子さんは母がソープ嬢だと知っている。 今では大勢のソープ嬢のメンタルサポートから教育まで幅広くこなす、本当に強くて頼りになる女性。男性スタッフに交じって週6日働いて、風俗嬢って、こんなに働き者で明るいのかというほど、元気いっぱい豪快で太陽のような人。 落ち込んで悩んでいてもそんなもの吹き飛ばしてくれる。 最近知り合ったAV女優でソープ嬢さんも強くてたくましい女性。この方もシングルマザーで、お子さんも母がAV女優でソープ嬢だと知っている。 同業の女性に聞いた話で、「ウチのデリヘルでは母娘が同じ店で風俗嬢として働いている」って衝撃的なものもあった。みんな色んな問題を抱えて働いている人もいれば、昼間はOLをしつつも女としての価値を確認したいとか、色んなSEXに興味があって欲求不満で始めましたという女性も意外といる。そういう方は特にお金に困っているようでもなく、意外とアラフォー世代だ。 旦那さんや彼氏がいて、それだけでは足りずに風俗嬢もこなす。 好きでちんこをしゃぶる人なんていないと思っていたのに、平均年齢層の高いお店にいると、好奇心で始めた人が意外といることに驚いた。逆に、若い人に多いのが夢も目標もなく、好きなこともない、だからなんとなーく働いてみたという子。 若い人に多い働き方として、1カ月のうち10日間みっちり働いて、残りの20日間を遊んで暮らすというもの。 みんな理由も状況もさまざまだけど、切羽詰まった人が私の身近にはあまりいなかった。アラフォーの私の周りで話を聞かせてくださった人たちは、シングルマザーで、生活費を吉原で稼いでいる人が圧倒的に多かった。 親の介護のためにソープ嬢をしている方もいる。みんな家族のため……だからなのか、本当に優しくて面倒見のいい女性も多い。意外と少なくて驚いたのが、私のように借金を抱えて返済する風俗嬢の存在。 借金返済のためにSEXをする人なんて、今どきあまりいないのか。もっと範囲を広げていろんな人に話を聞いていくと、昼職の空いた夜の時間に小遣い稼ぎ、マイペースに生きたいから、人とあまり関わりたくないからというゆるーく生きるために風俗嬢をしている人たちも多いこと。 昼間のお仕事を経験したことのないまま、10年以上たっても風俗嬢で生きている人もとても多い。目標額を達成したり、完済したから風俗を上がるという発想もなくなりつつあるのか? 「職業は風俗嬢です」というのも定着し始めているのか? 職業としては人に堂々と言えないけれど、融通は利くし安定して働けてしまうことから、一度は風俗で働いたことがあるという人が増えて、別に蔑むほどじゃないだろうという発想の人たちが増えたのかもしれない。 お金のためならSEXでもなんでもできるというか、やるしかないと覚悟が据わった人が増えている。ましてや子どもや家族のためなら尚更。 私が出会った風俗で働く人たちの共通点は、苦労を背負ったり生活がかかっている分みんな一生懸命で、人の痛みもわかるからこそ、本当に優しくて面倒見の良い人たちが多い気がする。 *曼荼羅*(まんだら) デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。 ブログ「続・おちぶれ続けるアラフォーでぶ女の赤字返済計画」 前のページ12 最終更新:2017/05/07 21:46 Amazon ひとり親でも子どもは健全に育ちます: シングルのための幸せ子育てアドバイス (実用単行本) 胸張って生きて稼ぐ女たちに幸あれ! 関連記事 「さすが吉原」――デブのおばさん風俗嬢が、吉原で“ソープ嬢デビュー”して見えたこと「出稼ぎ」風俗嬢が見た、福岡のクソ客たちと新潟・長岡の寂しく孤独な男たちデブのおばさんが風俗デビュー、ナンバーワン“ヘルス嬢”から売れない風俗嬢への転落記アラフォー風俗嬢が笑った“クンニ研究家”――「風圧でイかせる男」と「ぶぶぶぶー男」新人風俗嬢が出会った、「のどちんこ」を見ないと興奮しない“LLサイズ”の気弱な巨根男 次の記事 木村拓哉の親族女性たちの近況 >