サイゾーウーマンカルチャー大人のぺいじおちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち新潟・長岡の寂しく孤独な男たち カルチャー [おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち] 「出稼ぎ」風俗嬢が見た、福岡のクソ客たちと新潟・長岡の寂しく孤独な男たち 2017/04/09 21:00 おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち ――男が、恋人や友人ではない、風俗嬢にしか見せない姿や感情はどんなものだろうか。セックスをした「他人」だけに見せる、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。 Photo by Norio.NAKAYAMA from Flickr 初めての出稼ぎ、福岡はクソ客ばかり ロリ系のポチャ店で出会った若い女の子に、この仕事には出稼ぎというものがあると教えてもらった。 彼女は福岡に10日間行って、40万円以上稼いでこられたからおススメですよ、なんて言っていて、おいしい話を鵜呑みにした私。地方は世間が狭いため、身バレの心配から地元の人はまずあまり働けないので、慢性的な人手不足に陥っている風俗店も多い。そのため県外から働いてくれる女性を募集する。 都内は女の子も風俗店も飽和状態で、特にデブは暇すぎて稼げないから、警戒したり迷ったりしている暇はない。失敗しても売り飛ばされても、守るものもなければ、これ以上失うものもない。デブのおばさんが、どう調べて働き先を見つけたらいいのかわからなかったので、情報を教えてくれた女の子とまったく同じお店に行くことにした。 話を聞いてから2週間もしないうちに福岡へ飛んだ。初めての出稼ぎ。 旅行へ行くと支出ばかりだけれど、お金を稼ぎながら旅行もできるなんて、旅行好きの私にはなんて一石二鳥なんだと、ハイテンションだった。ところが甘かった。 彼女とは年齢が10歳以上違う上に、体形もはるかに私の方がデブだ。そのため同じグループ内のお店で、デブでもブスでも化け物でも誰でも入れるみたいな、採用率100%の地雷専門店のようなお店に配属された。契約内容は13日間出勤を希望し、勤務時間は12時間、宣伝用の自撮り写メブログは1日5回以上あげること。それで1日3,000円の寮費と雑費を引かれ、往復の交通費は支給された。 福岡の出稼ぎは失敗だった。夕方5時から出勤して、朝の5時まで受付。朝4時59分に120分コースの予約が入ったときは、殺意が芽生えた。 休むこともできず、乳首もまんこも触られすぎてボロボロに傷だらけ。こんなに連続出勤したことないから、回避方法もわからずそのまま受け入れていたもんだから、乳首がヒリヒリ悲鳴を上げていた。 次のページ 面白いほどに客層が違いウブだった、新潟県長岡 123次のページ Amazon まっぷる 新潟 佐渡 '18 (まっぷるマガジン) 関連記事 デブのおばさんが風俗デビュー、ナンバーワン“ヘルス嬢”から売れない風俗嬢への転落記アラフォー風俗嬢が笑った“クンニ研究家”――「風圧でイかせる男」と「ぶぶぶぶー男」新人風俗嬢が出会った、「のどちんこ」を見ないと興奮しない“LLサイズ”の気弱な巨根男風俗デビューは巨乳&でぶ専門のデリヘルだった。「おちぶれアラフォー風俗嬢」の履歴書最低賃金が1,300円になれば風俗嬢は激減する 風俗から見る女性の貧困と格差問題