サイゾーウーマンコラム堀北真希「芸能界引退」の不穏さ コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 家庭に専念する堀北真希の「芸能界引退」に漂う不穏さ 2017/03/03 21:00 週刊ヒトコト斬り ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! 耕史もろくな男じゃなさそうだしな…… ◎にじみ出る闇 早くも、今年の流行語大賞候補となりつつある「芸能界引退」。逃げるように去る、何もかも放り出すなど、いろんなバージョンが見られる中、仕事も契約期間もきちんと筋を通し、家庭に専念したい、と理由もまた素晴らしい堀北真希から、何だか一番闇が強く感じられるのは何故。奇しくも時を同じくして、「目が笑ってない芸能人」というアンケートで第1位を獲得という皮肉。 もう芸能界には戻らなそうな雰囲気に、山口百恵との類似性を報じているところもあるが。「引退」までの空気感がちょっとなぁ。事務所や芸能界に対する本人の「嫌悪感」が、これまでのどの引退よりも強く匂い立つ。静かなだけにより一層。 ヒリヒリした空気の中「し、幸せにね……」と見送るしか術がない、堀北真希引退。今後、ここの夫婦のプライベート情報は、厳選されたものが香取慎吾からもたらされるのみとなるのかも。それも併せて、今んとこ、日本一のヒリヒリ物件。 ◎風の便りで聞きました 「宇宙葬」を報じるニュースで、『銀河鉄道999』(少年画報社)の作者として、宇宙との縁が深い松本零士センセイが、自身の爪をロケットに入れて飛ばしたい、と語る姿が報じられていたが。「葬」じゃないんだ、まだ。ま、森喜朗も、新国立の予定地に、自分の髪と爪を埋めたなんてうわさが囁かれているし。皆死ぬつもりゼロか。 しかし松本零士センセイ、最近いろんな後発作品に対して、マッキーの時と同じテンションで「パクリだ!」「マネだ!」と噛みつきまくっているらしいが。うわさの話ばっかりですみません。1つだけ明らかなのは、とにかくホントに、皆死ぬつもりゼロってことだけだ。元気があれば何でもできるな。 ◎ちゃんと確認してれば 単なる単純ミスであったことが謝罪された、ドラマ『カルテット』(TBS系)の時間軸ズレてる問題。深読み損か。作品の繊細な雰囲気とそぐわない雑なドジに、ガッカリしたファンもいることだろう。 だが時間軸がズレているといえば、『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)もまた。第1話、初詣も終え、正月が過ぎた頃に青山外苑を歩く3人娘のバックに、黄金色に輝く、紅葉まっさかりの銀杏の木があって絶句したもんだが。ちょっと映ってるとかじゃなく、銀杏の木メインで画ヅラ考えたくらいのレベルで大写し。 しかしこっちは誰からも深読みされず、ツッコミもなくスルーされていた。ラッキーなんだかアンラッキーなんだか。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。 最終更新:2019/05/21 20:35 関連記事 KANA-BOON・飯田祐馬の不倫発覚で裏付けされた、ひとつの真実「意に沿わない仕事」のつらさで去った、清水富美加に教えたかったこと結婚関連ニュースを連発する福原愛が、日本国民に気づかせたことおひょいさん訃報映像で明らかになった、薬丸裕英の真実とは「引退」宣言で考える、“江角マキコ”というイメージの本質 次の記事 『VS嵐』に草なぎ出演でファン紛糾 >