サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」キムタク“仲間外れ”を報じる子ども染みたやり方 コラム "噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第347回】 SMAP慰労会、キムタク“仲間外れ”を報じる「女性セブン」の“子ども染みた”やり方 2017/01/10 21:00 SMAP小泉今日子女性週刊誌ぶった斬り 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 「女性セブン」1月19日号 あけましておめでとうございます。今年一発目の「女性週刊誌ぶった斬り」。今年もよろしく! ということで、毎年の風物詩となった“荒れる成人式”。乱痴気騒ぎや式典での混乱が、今年もワイドショーなどで大きく取り上げられた。コメンテーターたちは“どうしてこんなことが繰り返されるのか”と呆れ顔だが、その理由はメディアが毎年何度も繰り返して、混乱シーンを大きく報じるからだと思う。そこまで大きく取り上げる話か? 誰も相手にしなければ、沈静化すると思う。しかしメディアこそが、それを望んでいない。 第347回(1/5~10発売号より) 1位「スクープ撮 SMAPロスの深刻! 『最後の晩餐』の後味」(「女性セブン」1月19日号) 2位「小泉今日子 “恋バナより演技論”の『居酒屋ディナー』ツーショット撮! “輝く50代”を支える同志愛」(「女性自身」1月17・24日合併号) 3位「紀香 愛の手綱が癒した愛之助のあそこ」(「女性セブン」1月19日号) なんて露骨なスクープだったのだろう。 正月早々の5日に発売された「女性セブン」には、昨年いっぱいで解散したSMAPの、大みそかに行われた“最後の打ち上げ”がスクープされている。これは同日発売の「週刊新潮」(新潮社)と同時スクープなのだが、最初からその意図はミエミエだった。 「木村拓哉さんにも声をかけたのでしょうか」 冒頭、会場となった焼肉屋から出てきたSMAPメンバー(キムタクを除く)に「セブン」記者が、こう直撃をするところから始まる同記事には、最後の打ち上げにキムタクが不在だったことが強調される。しかも、冒頭のカラーグラビアでは、SMAP4人と、やはりこの慰労会に参加した森且行の姿もがバッチリと収められていた。 そもそも、このSMAP慰労会の情報は、年末から複数のメディアの間で駆け巡っていたものだ。しかも、そのネタ元は、この慰労会を中居らの独立、新事務所に向けた“決起集会”ではないかと捉えた、ジャニーズ事務所からのリーク説が濃厚だといわれている。 当然、記事ではキムタクが“仲間外れ”された被害者だと強調される。 次のページ “裏切り者”キムタクのイメージアップに必死な「セブン」 123次のページ Amazon 『最高の人生を送る一番の方法はリアルな仲間を作ることだ』 関連記事 木村拓哉、“賑やかな正月”報道……妻・工藤静香はメルマガで「元日メッセージ」の動き木村拓哉が消えた「タマホーム」CMが教えてくれること元SMAP・木村拓哉以外の“忘年会”スクープ、「絶対あり得ない!」とジャニーズ幹部激怒してた!?能年玲奈、洗脳&独立報道に暗躍する“バーニングの女帝”小泉今日子の魂胆とは?小泉今日子と松田聖子、体現する女性像と美へのベクトルの違いが明らかに