"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第327回】

SMAP、「25周年コンサート中止」報道の奇妙な点――木村拓哉と稲垣吾郎に関わる新情報

2016/08/02 21:30

「稲垣(吾郎)さんも木村(拓哉)さんもとてもライブをやろうという意志は見えません」

 ほらね。“主導権を握る”はずのキムタクがやる意志がない。それなのに全て香取のせいにしているのだ。しかも、記事には奇妙な情報も載っている。それは、メンバーの中でキムタクと中居正広ら独立組との調整役を担うことになってしまった稲垣吾郎が、年明けに撮影が始まる新作映画の出演をキャンセルしたというもの。独立組でも中居と違い、今後の仕事が危ぶまれる稲垣が、自分の意志で映画という大きな仕事を断るのは、いかにも不自然。ただ、いまだに独立騒動が燻っていて9月の契約更新の目処がついていないとすれば、それもあり得るのかもしれない。

 SMAPとしての新しい仕事、活動は現在でもゼロだというから、やはり――。

 週刊誌や芸能マスコミ報道の醍醐味の1つに“ギャップ”がある。例えばベッキー不倫があれだけ大騒動になったのも、これまでの“優等生キャラ”なベッキーと“不倫”との間に大きなギャップがあったからだ。

 そういう意味で、今週の「女性自身」の高橋尚子ネタは面白い。国民的ヒロインであり金メダリストの高橋が依存症を疑われるほどパチンコにハマっているというのだから。


「自身」は高橋が頻繁にパチンコ屋に入り浸っているという地元情報をキャッチし、とある日の高橋を追っている。午前11時半にパチンコ店に入店した高橋は、その後11時間ぶっ通しでパチンコを続けたというのだ。その間食事も取らず、恋人でマネジャーの西村孔さんが迎えに来ても帰らない。その姿は顔に大きなマスクをつけてトレーナーにジャージ姿だ。確かにやばい。

 しかし――。「自身」が高橋のパチンコ動向を追ったのはこの日だけ。翌日には早々に高橋を直撃してしまっている。それに対し高橋は困惑するどころか、かなり明るく、そして爽やかにこう答えたという。

「えっ、やだ~!(笑)」

『文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)』