"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第327回】

SMAP、「25周年コンサート中止」報道の奇妙な点――木村拓哉と稲垣吾郎に関わる新情報

2016/08/02 21:30

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

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「女性セブン」(小学館)8月11日号

 8月1日午後5時過ぎの地震速報誤報事件は本当に怖かった。速報がではない。もし、誤報のように東京湾でマグニチュード9.1の地震が起これば、関東の広範囲だけでなく日本の広範囲にかなり震度の大きい地震に見舞われるということが。地図を見ると真っ赤か。誤報でよかった。でも誤報でない事態が起こったら――。東日本大震災のマグニチュードも9.0。1960年のチリ沖地震は9.5。怖すぎる。

第327回(7/28~8/2発売号より)
1位「SMAP やっぱり25周年コンサートに全員が『NO!』聞こえてきた『香取の乱』の絶望的な話」(「女性セブン」8月11日号)
2位「高橋尚子 金メダリストが堕ちた“パチンコ蟻地獄”!」(「女性自身」8月16日号)
3位「矢口真里 同棲2年“ヒモ恋人梅田賢三”とデキ再婚決意表明!」(「女性自身」8月16日号)

「女性セブン」が放ったSMAPネタ。それが、今年デビュー25周年を迎えるSMAPの記念コンサート開催が絶望的になったという衝撃のものだった。

 しかもその理由が香取慎吾の存在だったというのだ。記事によれば、今年始めの独立騒動で事務所を去った飯島三智マネジャー(記事では女性マネージャーという匿名扱い)から最も寵愛を受けた香取だが、現在でも事務所残留を表明した木村拓哉へのわだかまりが消えていない。しかも今後のSMAPの活動はキムタクの意志が優先される可能性が高く、それが香取には耐えられない、コンサートなど絶対にやらないと言っているというものだ。


 しかもこれまでのSMAPコンサート演出は香取が行ってきたこともあり、中止が確定的だという。

「セブン」はこれを“香取の乱”などと大上段に命名しているが、ホンマかいな。独立騒動後、香取に異変があったのは確かだ。3月にはドラマ打ち上げで“もしかしたら自殺しているかもしれないですね”なとどいう台詞を冗談めかして言っていたほど。しかし、そんなことでファンが待望し、事務所にとっての巨額の利益を出すコンサートを中止してしまうのか。

 事務所社長のジャニー喜多川氏からして、すでに5月の時点で「(コンサートは)盛大にやるべきです」「必ずやらなきゃいけない」と後押しをし、事務所もその準備に動いてきたはずだ。

 さらにこれを報じたているのはジャニーズ事務所との昵懇の「セブン」。おそらくジャニー喜多川が「やる」と言ったのに、事務所の準備も整わず、メンバー間のわだかまりもあることから、コンサート中止を香取の精神的問題に貶めようとしたのではないのか。実際、記事にもこんな下りがある。

『文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)』