【醜聞!世界の女性富豪家】

世界1位の女性起業家・周群飛、極貧から上りつめた「男と金」【醜聞!世界の女性大富豪】

2016/06/26 19:00
ZhouQunfei.jpg

Baiduより

[File02]
周群飛 Zhou Qunfei

経済力★★★★☆
ゴシップ力★★★★☆
男性人気★★☆☆☆
オシャレ度★☆☆☆☆
カリスマ性★★★☆☆

国籍:中国(香港)
年齢:46歳 1970年生まれ
役職:藍思科技(レンズ・テクノロジー)CEO
学歴:高校中退
総資産:77億ドル(約8000億円)
配偶者:有り(1人目、2人目の夫との間にそれぞれ娘が1人)
2016年「フォーブス」世界富豪ランキング:205位(全中国18位、全女性17位、全女性起業家1位、全中国女性1位、全世界テクノロジー部門30位)

■極貧家庭のバイト娘から世界が称賛する起業家へ

「私だったらきっと、あなたの会社をもっともっと大きくできる。中国を、いや世界を代表する企業になれる。だから結婚しましょう。私たちは最高のパートナーよ……」


 23歳、若き才媛・周群飛の言葉は、20年後に現実のものとなる。彼女は自らの会社「藍思科技(レンズ・テクノロジー会社)」を、スマートフォンや携帯電話、タブレットに使われるカバーレンズの開発・生産を一手に担う世界企業へと押し上げた。

 “携帯電話のガラスの女王”と呼ばれ、中国女性トップの大富豪に輝いた。中国だけでなく、世界中から惜しみない賛辞が贈られ、喝采されたのは、群飛が極貧の出だったから。

“湖南の出稼ぎ娘”

 それが彼女を語るときに使われる、もう1つの名だ。

 1970年、中国南部・湖南省に生まれた彼女の家庭は、食べることにも事欠く貧しさだった。父は事故で視力を失っており、母は彼女が生まれて5年後に病死、いよいよ生活に困った一家は、香港と接する経済特区・深センに活路を求めた。群飛も学校を中退せざるを得なかった。沿岸部の発展している都市に、あてもなく押し寄せる「盲流」という国内経済難民の1人だった。


 盲流の多くが下層であえぎ苦しむ中で、彼女はたくましく成長していく。ようやく見つけた打工(アルバイト)の現場は、時計のガラスを生産する工場だったが、近くに深セン大学があったのが大きな意味を持つ。お金を工面しながら、大学の夜学に通いつめ、会計学を学ぶ。コンピュータや税務関連の資格も取得する。

『香港に住む大富豪41の教え』