サイゾーウーマンコラム全米1位の起業家は「女を利用したサギ師」? コラム 【醜聞!世界の女性富豪家】 30歳で時価総額1兆円! “女性版スティーブ・ジョブズ”のまやかし【醜聞・世界の女性大富豪】 2016/06/12 19:00 醜聞!世界の女性富豪家 [File01] エリザベス・ホームズ Elizabeth Holmes 経済力★★★☆☆ ゴシップ力★☆☆☆☆ 男性人気★★★★☆ オシャレ度★★☆☆☆ カリスマ性★★★☆☆ 国籍:アメリカ 年齢:32歳(1984年2月3日生まれ) 役職:セラノスCEO 学歴:スタンフォード大学中退 総資産:36億ドル(約3,900億円) 配偶者:独身 2016年「フォーブス」世界富豪ランキング:440位(全米154位、起業家世界8位・全米1位、全女性47位) ■ブロンドのリケジョが時価総額1兆円の起業家に 「子どもの頃から注射針が怖かったの」 彼女はいつもこう切り出した。注射は痛い。検査のたびに何度も血を抜かれるのはいや……。だから考えたの。なるべく痛みのない採血。指から採取するほんの一滴の血液で、日々の健康診断から糖尿病、遺伝子の解析に至るまで、数百の項目を一度にチェックできる技術。これをリーズナブルな価格で提供すること――美貌と才気あふれる20代、エリザベス・ホームズのキャッチーな言葉に、誰もが耳を傾けた。とりわけ「リケジョ」に免疫のない世のオジサンたちが彼女に注目した。男が知的美女に弱いのは、アメリカも日本も同様ということだろう。 エリザベスはスタンフォード大学を中退して、自ら臨床検査のベンチャー企業「セラノス」を立ち上げた。そして30代を迎えた彼女は、本社のあるカリフォルニア州の薬局に、夢の血液検査キットの第1号を納入すると、大々的に発表したのだ。 「私たちの検査は痛みもなく、4時間で結果はスマホに届きます」 整った美しい口もとから発せられる明瞭な言葉、未来の医療技術。誰もが耳を傾けた。 「今までよりもはるかに安価。所得の低い人でも利用できます」 アメリカの医療業界は闇だ。公的な保険制度はない。貧乏人は医師にかかれない。だから低所得者に民間の保険加入の援助をする「オバマケア」が歓迎された。エリザベスが躍進する土壌は十分だったのだ。彼女の血液検査は大変な技術かもしれない。セラノス社に対する投資は莫大なものになっていく。彼女は富豪の道を駆け上がり始めた。 エリザベスはマスコミに露出するたびに、黒いハイネックのセーターを身に着けた。露骨だが巧みなイメージ戦略。黒ハイネックといえば、アップル社を設立した稀代の実業家、スティーブ・ジョブズお決まりのファッションだからだ。 「第2のジョブズ」 アメリカ人は熱狂した。医療革新の始まりに立ち会っているのだ。牽引するのはブロンドの美しきリケジョである。しかも、仕事に夢中で研究に没頭するあまり、結婚どころか彼氏もいない、どうも「おひとりさま」らしいという臆測もナゼだか喧伝され、投資家のオッサンたちを喜ばせた。 12次のページ Amazon 『STAP細胞はなぜ潰されたのか ~小保方晴子『あの日』の真実~』 関連記事 悪名高い大富豪が、大金でクリス・ブラウンvsドレイクの“試合”を提案!「最も金持ちな女性歌手2016」、1位は1,000億円超えの資産を持つあの人!「金持ちと結婚する会に出入りしてた」加藤茶の嫁・綾菜の知られざる結婚以前紗栄子、新恋人は「日本の富豪トップ50」入り! 交際報道は“本人リーク説”の真相は?天文学的な数字に遺族が飛びつく、泥沼になったセレブの遺産相続