サイゾーウーマンコラムプウ美ねえさんのエプロンメモ汚部屋住人にプウ美ねえさんが助言 コラム 【連載】プウ美ねえさんのエプロンメモ 「彼氏を家に呼べません」汚部屋住人は、“己の快楽のため”に掃除すべし! 2016/04/30 19:00 プウ美ねえさんのエプロンメモ (C)熊田プウ助 家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。 【今月のお悩み】 「とにかく家事をやる気が起きないんです」 一人暮らし歴12年になるんですが、とにかく家事をやる気が起きません。特に皿を洗うのがめんどくさくて1週間ほど普通に放置してしまいます。あと洗濯物を取り込んでたたむ作業も嫌いで、干しっぱなしです。これでは友達も彼氏も呼べません。家事へのやる気が上がる方法を教えてほしいです。よろしくお願いします。(トルティーヤさん、30歳) 【プウ美ねえさんからの回答】 家事がよく行きとどいた部屋と、お友達や彼氏がくつろげる部屋は、じつは同じではありません。希望をひとつにしぼりましょう。 自分のために部屋を片付けたいなら、「ぶぶん攻略」がおすすめです。皿なら皿、洗濯物なら洗濯物に集中して、一日一ぶぶんだけ片付けるのです。そしてきれいな状態をうっとり眺めて、愛しましょう。そうすればその状態をキープしたくなり、きれいな領域を拡げたくなります。もしそう思えなかったら、あなたはきれい好きではないのです。でも、まったく悲しむことはありません。部屋をにぎやかにできるのも、ひとつの個性です。 お友達や彼氏が求めるのは、あなたとの楽しい会話。ついで座りごこちのいいソファやベッドや、おいしいお茶、はなしの接ぎ穂になる部屋の景観です。かならずしも片付いている必要はありません。散らかった部屋は、おとずれた人を緊張させないものです。訪問宅でシンクの汚さをいさめるような人はかえって失礼ですし、おねえさんなら心の中で友達リストから除外します。自炊経験のある大人なら、シンクは心の奥底をうつす微妙な領域だと知っているはずです。夏場などに、におわない程度に片付けて、全員台所に背を向けて座らせればよろしい。 ただし、彼氏とヤリたい場合、風呂と、便所だけは清潔にしておくべきです。性交の前後につかう場所なので、コトの印象を左右するのです。おわった後、ピカピカの風呂に浸かれば彼氏も気分がよく、いいセックスだったと思う事うけあいです。水垢ひとつ、陰毛いっぽん見のがさず掃除してごらんなさい。それによって腰振り1回、乳首ひと舐めがていねいになるものです。自分の快楽のために、がんばりましょう。 【今月のエプロンメモ】 おねえさんは片付け好きですが、つめたい心を反映した、他人を拒絶する部屋なので、一度きた人は二度と訪れません。セックス目的で男を引きずり込むと、たびたび「刑務所みたいで萎える」ともんくを言われます。すこしぐらい洗い物がたまっている家のほうが、男は勃起しやすいものです。 熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ) 1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)など、著書多数。『世界一周ホモのたび 狂』(同)が4月15日に発売。 <お悩み大募集> サイゾーウーマン読者の皆さんから、プウ美ねえさんに相談したいお悩みを募集しています。下記フォームよりご応募ください。 最終更新:2016/04/30 19:00 Amazon 『世界一周ホモのたび 狂』 この前ベッドの下からライターが20個近く出てきたわ 関連記事 「おっぱぶ遊び」「元カノに借金返済」同棲中の39歳彼氏と末永く付き合うためのヒント「返事が来ない不安からSNSを辞めた」迷い多き貴女への“劣等感とのつきあい方”「私はどうすればよいのか」人にうんざりされそうな悩みに効く、プウ美姐さん流“自己解決法”「子猫より幸せを与えてくれる男はいる?」諸姉が目を向けるべき“ヒトのオス”の魅力「生活には困らないけど、友達がほしい」主婦のお悩みがはらむ、“批評されること”への恐怖 次の記事 『MARS』鑑賞券プレゼント >