全編から漂う“どっちもどっち”

ハル・ベリーの元夫たちが、「別れたらDV男に仕立てられるぞ!」と現夫に注意

2015/11/06 18:30
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だめんず好きなのに、別れた途端に「DV被害者」を最大の利点として使うハル姐

 来年、50歳の大台に乗るとは思えぬほどの美貌を持つ、女優のハル・ベリー。2人の子どもを産んでなお体型を維持しており、20代の若手女優にも引けを取らない美しさだともてはやされている。

 アフリカ系アメリカ人初のアカデミー主演女優賞を獲得するなど、女優としての成功も収めた彼女は、恋愛遍歴も華やか。1990年には映画『ジャングル・フィーバー』(91)で共演したウェズリー・スナイプスと、92年にはシンガーソングライターのクリストファー・ウィリアムズと浮名を流し、その後、元プロ野球選手のデビッド・ジャスティスと92年に最初の結婚をした。デビッドとはおしどり夫婦と呼ばれていたが、96年に接近禁止命令を申請した後に、離婚も申請。ハルは自殺まで考えるほど落ち込んだが、すぐに立ち直り、R&B歌手エリック・ベネイとの交際を開始。2001年にエリックと2度目の結婚をしたが、05年に離婚。

 直後に出演したテレビ映画『Their Eyes Were Watching God』(05)で共演したマイケル・イーリーと交際したが、すぐに別れ、ヴェルサーチのキャンペーン撮影で出会ったカナダ人モデルのガブリエル・オーブリーと付き合うように。ガブリエルとは08年に第一子である長女をもうけたが、結婚はせず、出産後にあっさりと破局。親権問題で大いに揉めたため、男はこりごりだろうと思いきや、ガブリエルと別れて間もなくフランス人俳優のオリヴィエ・マルティネスと交際を開始し、13年に3度目の結婚を果たした。彼との間に第二子に当たる長男も誕生し、幸せな家庭を築き上げていると思われてきたが、このたび離婚することに。

 ハルは先月26日に離婚書類を裁判所に提出したが、芸名を記載していたことなどから却下される可能性が高く、再度提出。オリヴィエ側の動きを含め、全体的にゴタゴタしたため、マスコミは「今回の離婚も大いに揉めるのでは」と色めき立った。

 そんな中、ハルの最初の夫デビッドがTwitterで、「オリヴィエ、気をつけろよ」とハルを攻撃するツイートを発信したのだ。


 ハルが離婚することを発表した数日後、デビッドはTwitterで「あぁ…… オレ、エリック、ガブリエル、オリヴィエは、みんな彼女の“光の鎧の剣士”だったんだ。関係が終わるまでね…… 終わった後はみんな“史上最悪の男”扱いさ」とツイート。「光の鎧の剣士」とは、日本でいうところの「白馬の王子さま」的存在の男性のことを指す。

 デビッドは続けて、「オリヴィエ、あとちょっとだぜ…… もうすぐだ! 彼女は“娘はガブリエルのそばにいたら危険”ってほのめかしたんだぜ。なんでそんなこと言ったのか、調べてみろよ! とんでもないことだぜ。smh」とツイート。「smh」は、shaking my head=頭を振る、の略語で、「ハルは相変わらずとんでもない女だぜ、親権をめぐりガブリエルのイメージを落としたように、お前もひどい目に遭うぜ」と匂わせた。そして、「彼女の側近から、暴行した男はオレだってウソの情報を流されることに、はらわたが煮えくり返る思いだ。DVなんてしていないのに!」と、「元カレ」というハッシュタグを付け、怒りを炸裂させた。

 さらに、2番目の夫エリックが「デビッド・ジャスティスが今朝、真実をツイートしまくってるぜ!」とデビッドのTwitterアカウントへのリンクを貼ってツイート。デビッドをサポートする意思を表明し、ネット上は一気に盛り上がった。

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