サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「nina’s」のインスタグラマー対談がツライ カルチャー [女性誌速攻レビュー]「nina’s」9月号 「nina’s」の人気インスタグラマー対談は、子どもをダシにしたセンスと自我のぶつけ合い 2015/08/27 17:00 女性誌速攻レビューnina's 「nina’s」2015年9月号(祥伝社) オシャレなママのためのファッション&ライフスタイル誌「nina’s」(祥伝社)。今号はまずブックインブックから紹介したいと思います。以前、突如「おばあちゃんの知恵袋」がオシャレなライフスタイルとしてブックインブックで登場し度肝を抜かれましたが、今回もキレキレです。題して「FUN! FUN! FAMILY CAMP―親子で行くキャンプ 完全読本―」。 仲良しニナママ(イケてる読者ママ)2組によるファミリーキャンプ1泊2日に密着しているのですが、ぐぅの音も出ないほど完璧な「nina’s」っぷり。富士山麓のキャンプ場ではホットサンドで手軽なランチ、お子さまシェフたちがケーキに生クリームやチョコレートをトッピングしてオリジナルデザート作り、夜になれば大人たちは自家製サングリアでまったり……。「ママたちはちょっと早めに起きて朝ご飯の準備。ワッフルが焼き上がったころ、タイミング良く子どもたちはお目覚めです」。どうですか、このひと息たりとも気を抜けないオシャレ野宿! レシピ集「夏→秋の簡単キャンプご飯のツクリカタ」に紹介されていた「豚とカボチャのココナッツミルク煮」、これを作るためにわざわざキャンプ場にナンプラー持っていく勇気。オシャレママのキャンプとは気合と情熱の場外戦なのです。 <トピックス> ◎FUN! FUN! FAMILY CAMP―親子で行くキャンプ 完全読本― ◎特集 スマホで広がる親子ワールド! ◎日本縦断!!「ニナmama」SNAP2015 ■インスタグラムというママたちの自尊心互助会 「nina’s」今号の特集は「スマホで広がる親子ワールド!」です。「小さい子どものいるママにとって、スマホは生活の救世主」とのこと。確かに子どもがいる家庭はネット通販がマストと聞きますし、かといって子どもがいるためにPCの前に鎮座するのもままならないので、片手でサクサク調べ物も買い物もSNSもできるスマホはママたちの必需品。そんなスマホでワンランク上のオシャレ生活楽しんじゃいなよ、という企画のようです。 「日本にショップのない海外ブランドは、直輸入してるwebショップで」とか「セレクト眼が光るお店で日用品を」など期待を裏切らないラインナップが並んでいますが、この特集の肝はこちら「インスタでつながり深まるいまどきママの交友録♪」でしょう。ママ、それは発信したい人々。オシャレママ、それは発信・交流してフォロワー増やしたい人々。2人の人気オシャレママインスタグラマー対談は、“インスタでつながったママ同士の会話”のお手本ですので、オシャレママインスタグラマーになりたい方、またオシャレママインスタグラマーとつながってオシャレママインスタグラマーを気取りたい方はぜひともご覧ください。 123次のページ Amazon nina's(ニナーズ) 2015年 09 月号 [雑誌] 関連記事 冷えとり、マクロビ、ツボ押し……「nina’s」のトンデモナチュラルな“2人目妊活”日用品は外国製なのに、七五三は伝統的に! 良妻賢母が愛国と結びつく「nina’s」ママ「nina’s」ママの意識の高さと相性のいい、本物のダメパパ鈴木拓「nina’s」に漂う、“手間暇をかけた暮らしこそ幸せのカタチ”という強迫観念自ら“おしゃれ業界ママ”と言ってしまう「nina’s」の自家発電ぶり