サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」なぜ藤原紀香は、女から嫌われるのか コラム 仁科友里の「女のためのテレビ深読み週報」 なぜ藤原紀香は、女から嫌われるのか? 父親との会話に垣間見える「私は正しい」の姿勢 2015/06/04 21:00 藤原紀香女のためのテレビ深読み週報 「私はあこがれられる女」と思ってないとできない笑顔 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今回の芸能人> 「食べたいやろ? 頼もうか」藤原紀香 『バナナマンの独占密着!決断は金曜日』(フジテレビ系、5月29日放送) 「週刊少年ジャンプ」(集英社)のテーマは、「友情・努力・勝利」だが、女性誌が好きなテーマといえば、「挫折・努力・成功」ではないだろうか。 藤原紀香は、この3つを兼ね備えた女優である。5月29日放送『バナナマンの独占密着!決断は金曜日』(フジテレビ系)の紀香密着企画は、そのことをあらためて感じさせる内容だった。紀香の芸能生活は、順風満帆なわけではなかったという。大学時代、ミス日本グランプリにも輝いた紀香だが、上京直後は仕事がないという“挫折”を味わった。ラーメンの匂いをかぎながら、白飯と梅干しでご飯を食べるくらい、困窮していたそうだ。 大女優となった今も、紀香は“努力”の人である。密着映像の中で紀香は、ミュージカルに出演するとなれば、主役であるのに、いち早く自主練を始める。レッスン中、センセイに倣って「YES!」と叫ぶ姿は、洋モノのエロビデオを彷彿とさせるが、ご本人は思いっきり真剣である。ブログに載せる写真をマネジャーに撮らせるが、出来映えが気に入らず、強めに叱責する。どんな仕事も全力投球なのだろう。 もちろん美容にも熱心だ。老化の原因になる悪玉活性酸素を取り除くサプリを愛用し、世界一ミネラル、カリウム、マグネシウムが入った塩を飲むことによって、「体の中の水をきれいに」する。リラックスしたいときは、ちょっとの間でも電気を消して目を閉じて、青森ヒバのルームミストを部屋にまく。セメントみたいな色をした酵素ジュースで「胃腸をクレンズ」もする。今、特にハマッている美容は、疲労回復やダイエット効果のある水素。紀香いわく「水素はこれからすごく、人間を救っていく」らしい。 性格だって素晴らしい。「悪口とか、誹謗中傷された人って、その言った人から運をいただいてるんですって。すごくないですか、その考え方」「ありがとう。あなたの運をいっぱいもらっちゃってます」と、人に悪口を言われても、自分からは言わない懐の深さを見せる。その甲斐あって、紀香は43歳とは思えないボディを維持している。ノーファンデーションでテレビに出てしまうくらい、肌だってキレイだ。完全な“成功者”といえるだろう。 12次のページ Amazon 『N.Perfect body』 関連記事 保田圭、「結婚=勝ち組」を猛アピールも……安倍なつみへのくすぶるライバル心の正体『5時に夢中!』内藤聡子アナに考える、男はなぜ“ジジ殺し”に執着するのか?小籔千豊は、なぜ美魔女に怒るのか? 「白髪染めを我慢する母」賛美の単純すぎる本心野心丸出しの上重聡アナが可愛く見えてしまう、安住紳一郎アナという“ズルい男”ワケあり夫・斉藤和巳と離婚も「大丈夫」!? スザンヌが“強く賢い”女である理由