サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」後藤健二さん実母への批判姿勢 コラム 噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第256回】 後藤健二さん実母へのバッシングで問われる、被害者家族へのマスコミの姿勢 2015/02/03 21:00 女性週刊誌ぶった斬り!蛭子能収MONGOL800後藤健二 そしてもう一度「自身」。人質事件そのものの記事ではないが、大久保でイスラム教徒たちが集まる横丁が形成され、新スポットになっていることを報じている。そこには多国籍で“女性に優しい”エスニックな料理を出す飲食店があり、イスラム教の人々が真面目に明るく陽気に、大久保に溶け込もうと努力していることをクローズアップ。イスラム国の問題とイスラムの人々は違う。彼らはテロとは無関係だ。図らずもそんなメッセージさえ感じる記事となっている。 今回の荒々しい事件とその報道の中、女性週刊誌らしい記事だった。 というか今週はろくな芸能記事がない。で、MONGOL800の詐欺という意外で怪しい記事を取り上げたい。人気ロックバンド・モンパチのボーカル兼ベースの上江洌清作(うえず・きよさく)には親友がいた。その親友がキヨサクを告発した。家族ぐるみで付き合う親友だった2人だが、5年ほど前、キヨサクは親友に投資のため金を貸してほしいと言ってきた。「空気から水を作る」という画期的事業に女性実業家と2人で投資したいからと。 親友は銀行に相談し、銀行もキヨサクの名前を出したら問題ないと2,000万円を融資した。親友はキヨサクに貸したという認識だが、借用書には「空気から水を作る」女性事業家の名前が記されていた。だが約束の返済は滞り、「空気から水を作る」機械から水は出なかった。 親友はキヨサクに返済されていない1,000万円を求めた。しかしキヨサクはお金を返さないどころか、連絡も取れない。そこで親友は訴訟を起こすつもりだと言う。あーあ。完全にやられちゃったね。そもそも「空気から水を作る機械」って……。オカルト業界や詐欺業界ではよく登場する怪しい“夢の機械”だし、詐欺の手口としては結構有名だ。そもそも荒唐無稽。あるはずがない。 親友も迂闊だった。でもキヨサクを信じていたのだろう。でもキヨサクは確信犯だったかも。契約書に名前を残していないから。モンパチが詐欺か。ちょっとショック。そして気の毒だが、被害者にとっては難しい訴訟になりそうだ。 前のページ1234次のページ Amazon 『イスラム国とは何か』 関連記事 安室奈美恵、円満独立のウラの“利権配分”と「育ての父」が語る美談の怪しさ辻仁成、“息子思いのパパ”戦略が大成功! 中山美穂への皮肉と両輪でイメージアップ?百田尚樹『殉愛』批判の幕開けの中、バーニング・作家タブーに“従順”な大手出版社の闇さくら夫人の最初の夫、たかじん前妻――証言から浮き彫りになった『殉愛』の齟齬高橋ジョージの「離婚の言い分」が体現する、モラハラの構図と加害者の論理