サイゾーウーマンファンが語る「東方神起の魅力」 その他 【新刊情報】歌やダンスだけじゃない! 腹筋、人柄、萌え要素……応援本まで書いた熱烈ファンが語る「東方神起の魅力」とは? 2015/01/22 19:00 『私が東方神起を応援する理由 〜再始動からの軌跡』(小社刊) 今年、日本デビュー10周年を迎えた東方神起を、日本のファン視点で“応援”する、これまでにない書籍『私が東方神起を応援する理由 〜再始動からの軌跡』(小社刊)が発売された。著者は、2010年から東方神起のファンブログを運営している上田幸来さん。ファンの間でも一目置かれる、熱心な東方神起ファン=ビギストであり、どちらかというとユノがお気に入りだという上田さんは、東方神起をどんな眼差しで見つめているのか。そして、ファンの目線から見える東方神起とはいかなるアーティストなのか。2人の魅力を聞いた。 ――上田さんが東方神起に興味を持ったきっかけは? 上田さん(以下、上田) 本書にも書きましたが、私に5人時代の東方神起を紹介したのは夫でした。でもその時は「韓国のグループが、なぜ日本で人気があるのかしら ?」と思っただけで終りました。その数年後の2009年に、東方神起の08年の全国ツアーのライブ映像を見て初めて興味を持ちました。「おぉ、なにこれ !?」状態で(笑)、「日本人のグループよりも、メンバーのスタイルが良くてカッコいい ! 」「ダンスがカッコいい!」「歌が上手い ! 」「しかも日本語が上手い ! 」と驚きの連続でした。それまで眼中に入らなかったので、東方神起の魅力にまったく気づかなかったんです。それから観客がペンライトを振って応援するようなコンサートを観るのも初めてだったので、観客の熱狂ぶりに感心しました。 ――今の東方神起のファンの中には、5人時代からのファンもたくさんいます。ただ、上田さんは興味を持ちながらも5人時代にはファンにならず、2人時代からファンブログを開始したのはなぜですか? 上田 誰かのファンになるのには、タイミングがあると思います。私の場合、当時は、余暇を趣味の「料理」に費やしていました。1カ月に1度イタリア料理を習い、週末に料理好きな友人たちとお互いの家で料理を作って食べる時間を持ち、調理器具や食器や雑貨を揃えるなど、料理の趣味にそれなりの出費がありました。そのため、さらに「音楽」の趣味を持つ考えはありませんでした。また、5人時代の東方神起に対して興味を持ったけれど、自分の知的好奇心のアンテナがあまり反応しませんでした。要するに縁がなかったのだと思います。 ――そのような上田さんがファンブログを書くまでになったいきさつを教えてください。 上田 知人の中に東方神起の熱心なファンが1人いて、彼女を通じて、09年7月に東方神起のメンバーのうち3人(ジュンス、ユチョン、ジェジュン)が韓国の所属事務所を相手に訴訟を起こしたことを知りました。「訴訟なんて何事 ? グループはどうなるの ?」と驚きましたね。彼女は、毎日入ってくる東方神起に関する情報に一喜一憂して精神的にたいへんそうで、事情をよく知らない私はただ彼女の話を聞いてあげることしかできませんでした。09年から10年の東方神起を巡る状況はいわゆる「カオス」状態で、何が事実で何がデマかがわかりにくく、日本のファンも相当振り回されていたんです。怒り、悲しみ、嘆きなど、負の感情に支配されたファンがとても多くて、エンタテインメントは人を楽しくさせるものなのに、みんな辛そうに見えました。それで、玉石混淆のネット情報を分類して見やすく整理すれば、もう少し状況が理解できるようになると思って、東方神起とJYJに関することをブログに書き始めました。世話好きのA型なのです(笑)。 123次のページ