サイゾーウーマンファンが語る「東方神起の魅力」 その他 【新刊情報】歌やダンスだけじゃない! 腹筋、人柄、萌え要素……応援本まで書いた熱烈ファンが語る「東方神起の魅力」とは? 2015/01/22 19:00 ――そんな上田さんが、今回なぜ本を書くことになったんですか? 上田 東方神起のファンブログを書いていると、ライターや記者の方から連絡をもらうことがありました。そんな中、以前にお話をしたことがある出版関係者から13年8月に本の執筆を打診されました。ただ、出版社が「サイゾー」と言われて正直困りました。すみません、サイゾーが運営するウェブサイトには、東方神起の印象を悪くするような記事が過去に何度か掲載されていたので、サイゾーに対して悪いイメージを持つファンが多かったからです。私もその一人でした。なので「誰が書いても、サイゾーから発刊したらあまり売れないですよ」と率直に伝えました。その後、同じくサイゾーで、明治大学の先生が執筆する嵐の本『隣の嵐くん -カリスマなき時代の偶像-』の企画が進行中という話を聞き、大学の先生が実名で本の執筆を引き受ける出版社なのだと、サイゾーのことを少し見直しました(笑)。懸念されることが多々あるため、ペンネームで執筆することになると伝え、考える時間をいただきました。本を書いた経験はあっても、ビジネス書や学術書とは勝手が違います。2週間ほど悩んで、覚悟を決めて引き受けることにしました。このことは「まえがき」に少し書きましたので、読んでいただけたらと思います。 ――サイゾーは東方神起ファンによく思われてないんですね(苦笑)。それはともかく、東方神起は韓国出身のグループなので、日本ではK‐POPのグループと見なされることがあるのでは? 上田 一般の人が東方神起のことを話す文脈では、「韓流」や「K‐POP」という言葉がよく登場しますが、ファンの中には、2人のJ‐POP的側面にこだわる人も多く、人によって意見が分かれるところです。実際、東方神起は日本と韓国ではパフォーマンスが異なり、J‐POPとK‐POPの二面性を持つグループなので、ファンはどちらの側面も楽しむことができます。この2種類の東方神起を存分に楽しむには、韓国まで行く必要がありますので、かなりお金が必要になりますが、自分の可能な範囲で東方神起のパフォーマンスを楽しむファンが多いです。 ■東方神起が放つ「5つの魅力」 ――東方神起は2人組で再始動してからイメージが変わったように思います。現在の東方神起の魅力について、やさしく教えてください。 上田 東方神起の魅力は、(1)優れたビジュアル、(2)別格のパフォーマンス、(3)流暢な日本語、(4)誠実な人柄、そして(5)萌え要素の5つだと思います。 (1)優れたビジュアル 少女マンガから脱け出した王子様のようなビジュアルが魅力です。2人とも背が高くスリムで、手と脚が長く、顔が小さくて整っています。モデルのように、ハイブランドの洋服を美しく着こなせる歌手はそういません。それぞれジムで鍛えているので、体は筋肉質で、鍛えられた上腕や胸筋、腹筋は芸術的です。チャンミンは、韓国の「TVXQ!SPECIAL LIVE TOUR – T1ST0RY – 」のステージで8パック腹筋を披露し、それをライブ会場で見た私は、チャンミンの人間離れした腹筋に目が釘付けになりました。 (2)別格のパフォーマンス キレがあって迫力あるダンスと美しいハーモニーが魅力です。ユノは「ダンスマシン」と言われるほど、重心がぶれず、どの瞬間を切り取っても美しいことで定評があります。そのようなユノの隣でダンスをするために、チャンミンが相当努力をしたことをファンは知っています。チャンミンのダンスのスキルが高まったことで、2人のダンスのバランスが高まり、バックダンサーと共に舞うパフォーマンスの完成度が高まりました。歌は、東方神起自身も言う通り、2人よりも上手な歌手はいます。メンバーの人数が5人から2人になったので、ハーモニーの複雑さは減りましたが、2人が心を込めて奏でる音色は心地よく心に響きます。5人時代は低音を担当して歌のパートが少なかったユノが中音や高音のパートも歌うようになり、チャンミンがラップを歌うこともありと、5人時代に見られなかった新たな魅力が、2人組になった東方神起の歌にはあります。 前のページ123次のページ