サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「婦人公論」でたかじん長女が独占告白 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「婦人公論」1月22日 「婦人公論」でたかじん長女が、愛憎入り乱れる父への思いを告白 2015/01/19 21:00 女性誌速攻レビュー婦人公論 「婦人公論」(中央公論新社)1月22日号 「婦人公論」(中央公論新社)新春一発目の特集は「新年から始めよう! 幸運を引き寄せる生き方」です。今までも何度となく登場した、運気アップ特集。昨年末最後の特集が「不安に備える『わたし年金』の作り方」でしたので、「婦人公論」において、“不安”と“幸運”は常にセットだとおわかりいただけるでしょう。人生に漠然とした不安を感じ、その不安を払拭するために幸運を願う。言ってみれば“よくわからないものに怯え、よくわからないものにすがる”ということです。 幸運とは読んで字のごとく「運」なわけで、いつどこに転がっているかわからない、努力でどうにもならない定め。だから「毎日を好転させる私の“元気スイッチ”」では著名人たちの気分上昇法を、「運に愛される3つの習慣」では「脳科学が教える『ラッキーな人』の考え方」「梵字をなぞって、迷いを払い理想の自分に!」「持ちモノ風水で今すぐ開運」と、「気」だの「脳」だの「梵字」だのよくわからないものがてんこ盛りです。「婦人公論」で江原啓之センセイが愛される理由がよくわかります。しかし「梵字なぞり開運法」の「なぞるタイミングは、基本的には『梵字をなぞりたい!』と思うときであればいつでもいい」というアドバイス、そもそも「梵字をなぞりたい!」っていうタイミングはしばしばやってくるものなのですか!? <トピックス> ◎特集 新年から始めよう! 幸運を引き寄せる生き方 ◎渡辺和子 幸せの鍵は、当たり前のことをありがたく思えるか ◎長女が語る「やしきたかじん」 父との大切な思い出を、捏造ストーリーで壊さないで ■わしの人生、わしのもん そんな穿ったものの見方ばかりしていては、幸運はやってきませんよ! まずは心静かに冒頭のインタビュー「渡辺和子 幸せの鍵は、当たり前のことをありがたく思えるか」を精読しましょう。ノートルダム清心学園理事長で『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎)の著者である渡辺氏が「幸せ」について語っています。 前号の美輪明宏インタビューのような“隙あらば自分マンセー”な内容ではありません。80代半ば、神に仕える身である渡辺氏が、時折高度な神様ジョークを飛ばしながら、半生を振り返っています。これがなかなか壮絶で、まず最初の悲劇は、9歳の時に父親が目の前で43発もの銃弾を受けて死亡したこと。2.26事件です。かなりトラウマになりそうな出来事ですが、相手を憎みながら暮らし続けることは「結局、相手にとらわれ、支配されているのと同じ」と考え「相手を許し、自由になること」を選んだといいます。「私はどんな時も自分の人生の奴隷ではなく、主人でいたいのです」。 123次のページ Amazon 婦人公論 2015 年 1/22 号 [雑誌] 関連記事 やしきたかじん『殉愛』、業界評は「取材不足」も……幻冬舎は「バカ売れ」とお祭りムード「殉金モンスター」百田尚樹、テレビ&出版業界から“総スカン”!? 『殉愛』騒動の報い「婦人公論」の「モノや夫を捨てれば幸せになる」という奇跡の実話に感じる闇「家族の絆」と「他人のはじまり」の狭間で揺れる、「婦人公論」きょうだい問題「婦人公論」がカオス! 泉ピン子を黙らす、かなりアレな人物が降臨