サイゾーウーマン芸能文壇やしきたかじん『殉愛』に編集者評は? 芸能 サイ女の「文壇ゴシップ劇場」 やしきたかじん『殉愛』、業界評は「取材不足」も……幻冬舎は「バカ売れ」とお祭りムード 2014/11/20 19:00 やしきたかじん幻冬舎文壇百田尚樹さくら夫人殉愛 『殉愛』(幻冬舎) 『永遠の0』『海賊とよばれた男』(ともに講談社)などの著者・百田尚樹が手掛けた、やしきたかじんさんについてのノンフィクション本『殉愛』(幻冬舎)。亡くなる3カ月前に結婚した32歳下の妻・さくらさんの素性や、たかじんさんが遺したとされるメモの真偽など、数々の疑惑の目が向けられ、ネットでは大炎上している。一方、通常であれば一番に食いつく各週刊誌は沈黙中。その理由は、「百田の本を出している出版社は、百田を叩けない」(書籍編集者)という“文壇ルール”によるもので、実際には同作には出版業界内からも非難ごうごうだという。 「うちの社では、あんな本は絶対に出さない」と憤るのは、ある書籍編集者だ。 「ノンフィクションをうたっておきながら、裏取りしなければならないことも一方的に書いていて、ひどい作りになっています。たかじんさんの娘や元マネジャーを悪者にして、犯罪者呼ばわりまでしていますが、その言い分は取材していませんし、さくらさんがイタリア人男性と結婚していた事実を隠している。『あの内容で出版するなんて、正直プロの編集者、出版社としてどうなのか』と、出版業界関係者の間では批判が殺到しています」 こうまで言われてしまう作品を世に出してしまった幻冬舎は、一体どうしてしまったのか。 「実は、幻冬舎は経営が悪化していて、今年前期の決算もかなりまずい状況だった。雑誌も書籍もまったくと言っていいほど売れない中で、唯一売れたのが、4月に出た百田の『プリズム』の文庫。そこで幻冬舎が『なんでもいいから百田に書かせよう!』として動きだしたのが、『殉愛』だったそうです。幻冬舎には本来、ノンフィクション作品のノウハウを持った編集者がいないそうで、取材力もないのに『売れるから』という理由だけで飛びつき、挙げ句、あんな作品を作ってしまった。他社からは、冷たい目を向けられている幻冬舎ですが、社内は『とりあえず売り上げは確保されたから、リストラは多少減るかも』『炎上商法でバカ売れして万々歳』と、お祭りムードだそうです」(別の書籍編集者) 『殉愛』への批判とともに、百田への悪評も高まっており「あと数年で消える」と予想する編集者もいるという。百田は、さくらさんの結婚歴をなかったことにした件について、Twitterで「すべては私のミスである。以上!」と一方的に収束宣言したが、論争はまだまだ続きそうである。 最終更新:2014/11/20 19:00 Amazon 『殉愛』 儲かりゃ大バッシングも屁ではなし? 関連記事 「シャネルをこよなく愛す」やしきたかじん妻・さくら、ブログに残された金満妻の裏の顔実母・親族を葬式に呼ばず! やしきたかじんさんがすべきだった「最期の配慮」やしきたかじんさんと「親しかった」アピールのアノ人に、関西業界人が違和感大物作家・五木寛之が起こした、佐村河内守氏を超える“ゴースト珍事”とは?直接の謝罪なし!? 「Free&Easy」追悼コラムねつ造問題、新たな“疑惑”も 次の記事 名作の予感『かげきしょうじょ!』 >