サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」浮き彫りになった『殉愛』の齟齬 コラム 噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第250回】 さくら夫人の最初の夫、たかじん前妻――証言から浮き彫りになった『殉愛』の齟齬 2014/12/16 21:00 女性週刊誌ぶった斬り!中山美穂やしきたかじん錦織圭百田尚樹 さらに「自身」のすごいところは、さくら夫人の最初の夫を直撃していることだ。男性は結婚していた事実は認めたが、それ以上は一言も話さなかったらしい。とはいえ、この直撃こそ週刊誌の面目躍如である。 そして、たかじんの2番目の妻の親戚からもこんな証言があったという。『殉愛』には、この前妻が昨年ヨリを戻したいとたかじんに迫った様子が描かれているが、これに対しても話は真逆で「たかじんさんは彼女にずっとラブコールを送っていました」と。そのため闘病中も検査の数値や治療法などを知らされてきたという。さらにこの親族によると、驚くべき事実もあったという。 「死後、初めてわかったそうですが、たかじんさんの携帯に登録されている彼女(前妻)の電話番号が変わっていたそうです」 本来090で始まる前妻の番号が080に変わっていた――。これではたかじんは前妻に連絡を取ることができない。それは一体何を意味するのか。多くの関係者がたかじんに連絡さえ付かなかったこと、さくら夫人の主張する遺産と、その後の経緯に大きな齟齬があるなど、「自身」は『殉愛』とさくら夫人の矛盾を次々と浮き彫りにしていく。もちろんその多くがすでにネットで話題になったことではあるが、大メディアが沈黙または、『殉愛』擁護に走る中、老舗メディアでもある「自身」が百田におもねることなく報じることは大きな意義がある。 権力や権威にあまりに安易に屈し、自己保身しか考えないメディア――。今回の『殉愛』騒動は、メディア業界に対する作家タブーの自粛と圧力、そして言論封殺事件としてさまざまな遺訓を残しつつある。 2位はなぜかあまり話題になっていないが、すごいスクープである。メインタイトルからは何のこっちゃよくわからないと思うが、錦織圭が浮気しているらしい。 錦織はすでに大々的に報じられているように、国内ツアーなどに同行して錦織をサポートしてくれる婚約者がいる。元新体操日本代表の坪井保菜美さんだ。彼女は錦織と11年に出会い、同じアスリートとして、そして栄養学を学んだ経験を生かして、精神面から食事から錦織を支えていると伝えられていた。お互いの両親も公認で、保菜美はツアースタッフからも信頼が厚いと。それなのに――。 前のページ123次のページ Amazon 『後妻業』 関連記事 百田尚樹『殉愛』批判の幕開けの中、バーニング・作家タブーに“従順”な大手出版社の闇ダルビッシュ有、Twitter交際宣言のウラ側で進められた古閑美保との“食事会”前妻とその恋人――“彼ら”の無神経さを、淡々と連載で綴り始めた辻仁成の戦略錦織圭人気で「チケット代値上げ」!? テニスファンが嘆く、日本テニス協会の金満体質私服がダサい、コスプレ経験あり......愛すべき日本テニス界のプリンスたち