サイゾーウーマンコラム竹内まりやが体現するモノ コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 竹内まりやが教えてくれた、若くない人間の“まつ毛エクステ”願望の危険性 2014/09/19 21:00 週刊ヒトコト斬り ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! 『TRAD』( ワーナーミュージック・ジャパン) ◎その先には山咲千里が…… 竹内まりや、7年ぶりにアルバム発売。それはいいのだが。まつ毛エクステ盛りすぎでビジュアルがおかしくなってる。ものすごい引きの映像でも、目の周りだけシャキーン! カブトムシの足が生えてるみたい。若くない人間がまつ毛エクステに耽溺するとこうなる、という悪い見本である。これが若いコなら、「あー、まつ毛盛りたかったのね」と見られるだけで済むのだが、トシ行ってからこういう植え方しちゃうと、目もとがバチッと際立ち若作りになる分、法令線などの口周りの加齢が目立つ結果に。目から下を隠して見るといい感じでも、顔全体で見るとどうにもアンバランス。だけどサロン行くと「ここら変にもう少し、このくらいあってもいいですね」「あ……ホントだ、いいかも~。じゃここにもお願い」って、手鏡だけ見てどんどん増えてゆく。って、私まつ毛エクステやったことないですけど。みんな必ず当初の予定より多く植えるの、取材で何度も目の当たりにしてきたからなぁ。「まつ毛を長く見せる」というのが本来の目的のはずなのに、もはや「エクステを盛っている人」にしか見えない人ってホントに多い。まつ毛エクステ中毒は、一度かかると、治療法が確立されてない分、薬物系よりある意味やっかいである。まりやのふり見て、我がふり直そう。レッツ客観視。 ◎触媒としての大江 大江麻理子結婚。またすごい大物捕まえたな。砂上の楼閣みたいな足場のIT長者ではなく、ドスンとしたお大尽。35歳で玉の輿。このニュースに一番触発されてるの、『5時に夢中!』(TOKYO MX)のMCの内藤聡子アナウンサーなんじゃないか。年齢も近いし。このニュースの話題を扱う時「私にもまだああいうチャンスがッ……!?」と肌も心も粟立ってるのが、画面を通して伝わってくる。どの辺でどう手を打つのが正解なのか。大江麻理子みたいな夢物語より、内藤聡子の手探りのリアルの方が、見学のしがいがある。頑張れ内藤サン。ただ合コンに若林史江連れてっちゃダメだろう。だけどもうこのくらいの歳になると、合コン友達もいいのいなくなるんだよな。自分より若いの連れてったんじゃ元も子もないし。いろんな意味でめっちゃリアル。ドラマではなく、ドキュメンタリー版「アラサーちゃん」。実際はもうアラフォーなんだけど。……頑張れ内藤サン!! ◎90年代の負の遺産 石橋貴明のスポーツ特番『石橋貴明のスポーツ伝説……光と影』(TBS系)。既得権益の行使とばかりに、キャッキャキャッキャ有名選手と競技に興じる石橋、というのも目に余るものがあるが、こういうマジメな対談のインタビュアーとしても使えないという、また新たな馬脚が白日の下に。目玉扱いだった日本ハムファイターズ・斎藤祐樹のインタビュー、ずっと自分で話しちゃってるんだもの。斎藤の自発的発言ナシ。終始相槌。徹子以下の聞き手って、初めて見た。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。 最終更新:2019/05/22 16:31 関連記事 山咲千里にならないように……中年女が若い女に憧れるなら、客観性が重要だ攻めだのアンチエイジングだの、美容に疲れた女の「コスメの墓場」「ブログを始めた藤原紀香」、そのタイミングとタイトルが暗示する意味キンタロー。のモノマネタレントとしての致命的な欠陥とはかつて恋愛至上主義だった女が、「恋と男」以外の燃料でキレイになるには…… 次の記事 赤西仁、ついに書類送検か >