今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

離婚した中山美穂と辻仁成が置いていった、正解のわからない“最後の問題”

2014/07/11 21:00
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中山美穂オフィシャルサイトより

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎純一ファミリー入りもなかなか
 「子を捨て恋を取った」と言われることへの過剰防衛なのか、妙にポエミーなツイートが話題になっていた、離婚成立の中山美穂。しかし、その前の子宮筋腫治療を終えての「その状態と生まれ変わったかのような神秘と運命を、これから転がしていきていくのだと思います」って文面もなかなかだと思うが。やっぱり、何だかんだで影響受けちゃうモンなんだな。

 昔、夫の映画企画がポシャった時、辻が書いたホンを「私が書きました!」つってあちこちで見せて駆けずり回ったといううわさがあるが。あれ、ホントに自分が書いたと思ってたんじゃないだろうな。まさか。しかし10歳の息子君の親権は辻仁成が持つのか。辻仁成に育てられるのと、ビッグダディに育てられるのと、どっちがいいかっていう究極の選択がふと頭に浮かんだ。うーん……。結論を出すまで3日猶予くれ。「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである(『アンナ・カレーニナ』より)」。『アンナ・カレーニナ』読んだことないけど。不幸って決めつけるのもアレだけど。とにかくみんな、まっすぐ育ってほしい。

◎TBSさん、何卒
 「たけしがダウンタウンの番組にまた乱入!」とアオっていたTBSの『水曜日のダウンタウン』。いや、前に乱入したのも知らなかったけど。きっと、「いいとも最終回みたいに注目されるといいんだけどなぁ」というスケベ心から出たアオりなんだろうけど。「殿のたけし軍団芸人の芸名のつけ方がいいかげん」という、世にも今さらなイジり方なんかとてもとても。そんなにたけしで耳目を集めたいなら、なぜ『オールスター感謝祭』(TBS系)のたけしを切った。もう今のビートたけしは、「生のハプニング」以外じゃ楽しめない。生つっても、フジの『27時間テレビ』の「火薬田ドン」じゃワクワクしないしな。やっぱり、たけし自身からドーパミンが出て、言っちゃいけないことを言うつもり満々の、あの「感謝祭のたけし」じゃなきゃあ。発破力は大きく見せたい、でも火薬はあまり使いたくない。そんなご都合主義で面白い番組になるわけないだろうが!

 と、思わず気色ばんでしまったが。今からムーブメントを高めておけば、もしかして秋の感謝祭にたけし復活するんじゃないかと思って。あと、食事休憩中継コーナーも復活しないかな。できれば爆笑問題も復活してくれないかな。今年の七夕の短冊は書くこといっぱい。裏表にビッシリだ。お星さま、どうかよろしくお願いします。

◎二代目トシの登場待つ
 人魚姿が色っぽいと話題の深田恭子の「ポカリスウェット」のCM。前も人魚姿のバージョンがあったが、もうちょい腹八分目くらいのつくりだったが。多分、この人魚姿に本人が気をよくしたんだろうな。新シリーズでは、ボインボイン感全開。これでもかという体のくねらせ感、テラテラした脂の乗り方、目の見開き方、唇の開け方、決まった角度での「キメ顔」のベクトル……。どこかで見たと思ったら川島なお美である。先日のスペシャルドラマで、ワイン選びをしていて殺人事件に巻き込まれるCA役を演じていたが。「おいしい……」と赤ワインに喉を鳴らす姿が、完全に川島なお美のそれと重なった。「ワイン選びで殺人事件に巻き込まれる」っていう物語の方向性も含めて。


 いやー、前はその座は釈由美子が継ぐもんだと思っていたのだが。彼女はもう何かそれどころじゃなさそうだし。「二代目川島なお美」の座は、深田恭子に譲られることに。本人の意思とは関係なく座ってもらうので、そのつもりで。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

最終更新:2019/05/22 16:32