サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビューうのに開運法を聞く「美ST」の悪ノリ カルチャー [女性誌速攻レビュー]「美ST」1月号 年末の「美ST」は悪ノリ全開! 神田うの、西川史子に“開運法”を説かせる! 2013/12/16 21:00 女性誌速攻レビュー美ST 「美ST」2014年1月号/光文社 「美ST」1月号(光文社)は年末のお祭りムード。年末向け企画は「年末恒例 カラダの“アソコ”大掃除」。ここで鼻毛の脱毛法が掲載されています。女性芸能人はみんな鼻の穴がツルツルだけどどう処理しているの? という筆者の長年の疑問に回答がでました。御丁寧に、ワックスでごっそり抜けた鼻毛写真も掲載しています(ちょいキモ)。また、「MAXが生解説 『Tacata’』ダンササイズ」では、話題のあの曲の振り付けを解説。年末に景気よく踊りたいですね~。 <トピック> ◎美しい人は運がいい! ◎年末恒例 カラダの“アソコ”大掃除 ◎私の「すべりこみ妊活」、すべてお話しします ■「小股」というのは一説には足首と言われているそうです 「美ST」1月号の特集は、「美しい人は運がいい!」。美容と年末年始とスピリチュアルを絡めた特集で、2014年に強運を掴むメイク法や「長生きするには若い男性と接するとよい」、「優柔不断な性格を直すには鼻の穴をほじる」といったネタ的な開運法がたっぷり詰まっています。「美ST」のこういう真面目なのか不真面目なのかわからないノリは、筆者は嫌いじゃないです。 ただ、一言申し上げたいのは、同特集冒頭の「運がいい人はなぜ小股が切れ上がっている?」という企画。「強運の持ち主」とされる女性6人にインタビューしているのですが、その人選が、才能運=神田うの、友情運=西川史子、逆転運=小島慶子と、読む気をなくす女王が3人も出ていて(残り3人はよく知らない人)、悪ノリにもほどがあると思いました。「こうはなりたくないわ」の代表例のようなお三方に開運法&美容法を聞いてどうするの? もちろん聞きたい方もいらっしゃると思いますが。一応、3人の運気を上げるためにしていることを抜粋してご紹介しますね。 ・神田うの「大切な友人には惜しまず贈り物を」「欲しいものは我慢せずに購入。運気が巡るようお金は貯め込まずに使う(例として最近購入した新色バーキンを紹介)」「私だけに留まらず運を娘に繋ぐ。かつて購入した縁起の良いダイヤで私と娘のティアラを作りました」 ・西川史子「仲良しの芸人さんを自宅に招く西川会を時折開催」「家庭運は最近停滞気味。全方向上手くいくことはないし、何もかも欲しいと思っちゃいけないと自分に言い聞かせています」 ・小島慶子「髪には手を抜かずケアなどもこまめに。トリートメントやカラーを怠ると貧乏神っぽくなるから」 ヘアケアを怠った小島慶子を想像して「貧乏神」という言葉に大いに納得してしまいました。神田うのと西川史子の開運法の、やたら贈り物をする(神田うのですから相当高価なもののはず)とか○○会を開くというのは、会社経営者や芸能人などお金持ちの感覚でしょうね。普通の主婦や会社員が実践したら気味悪がられて逆に運気が下がりそうです。いやいや、だからお金持ちになれないのか。庶民もお金持ちの習慣を実践すれば金運が上がってお金持ちになれるのかも。いやしかし、その結果が神田うのや西川史子というのはどうなのか。神田うのになりたいのか、私? としばし頭の中が行ったり来たりしました。この人選、マジ理解に苦しむわ! 12次のページ Amazon 『美ST(ビスト) 2014年 01月号 [雑誌]』 関連記事 菜食主義、愛情ホルモン、プチ整形――「美ST」に感じた“流行”の恐ろしさ40代女=一発屋芸人? 「美ST」が打ち出した「年相応」という愚かな美意識男の裸を生かしきれない? 「美ST」の年下男子ヌードに感じた違和感平子理沙な40代はイタい......「美STORY」がイタ可愛いにダメ出し!「過度な若づくり=イタい」に気付いた「美ST」、新たな行き先はスピ!