サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「リンネル」男版はきのこ系? カルチャー [女性誌速攻レビュー]「リンネル」11月号 「リンネル」に男版が登場! きのこのようなコーデとゆらゆらした存在感が衝撃 2013/10/12 19:00 女性誌速攻レビューリンネル 「リンネル」2013年11月号(宝島社) Amazonにおける「リンネル」(宝島社)のカスタマーレビューを見ると、ほとんどの人が付録のバッグについてレビューしています。「雑誌が付録みたいな感じ」「本の内容……普通です」「雑誌は興味ないので付録が欲しい時に購入」「毎回よくこんなカタログみたいな内容でこんな分厚い雑誌できるな」とか、これでも本誌に触れられているだけまだマシで、一切触れずに、ひたすら付録のデキがどうこうと語っているレビューも数多くあります。もちろんレビューに書きこまないだけで、本誌の熱心な読者もたくさんいるとは思いますが、愛読者の1人として言いたい。中身も見て。意外とおもしろくなってきてるから! <トピック> ◎新提案! “フェミニントラッド”がこの秋のメイン ◎映画女優がお手本 レトロフェミニンが気分! ◎BOOK IN BOOK リンネル オム ■「大人」を「フェミニン」に置換しただけ 特集は「“やさしさ”を着るこの秋のデイリー服」。「Part1 新提案! “フェミニントラッド”がこの秋のメイン」、「Part2 この秋はスカート復権」、「Part3 映画女優がお手本 レトロフェミニンが気分」の3部構成となっています。これまで「リンネル」のキーワードは「大人のスクールガール」「大人デニムスタイル」など「大人○○」だということは先月号のレビューでお伝えしましたが、今月号は「大人○○」は鳴りを潜め、「フェミニン」が推しワードとなっております。 「ウエストはインにしてフェミニントラッドに」「ドレープの効いたロングカーディガンをはおって、フェミニン感と個性をプラスして」「フラットシューズでフェミニンなエッセンスをプラス」「フェミニン小物でワンランク上の着こなしに」「ポシェットは甘くフェミニンなものを」「大人フェミニンな装いを」「ナチュラルフェミニンに着こなして」と、ニンニンニンニン推しまくり。言い過ぎちゃって頭が混乱したのか、「女性らしい小物を加えるとぐんとフェミニン感がアップします」なんて一文も。女性らしい小物を加えるんだから、女性らしさ(=フェミニン)はアップしますわな、そりゃ。 それはともかく、紹介されているアイテムはチェックスカートだったり、ベーシックジャケットだったり、ふんわりスカートだったり、懐かしさと安心感を与えてくれるものばかり。スクールガールのイモっぽさと「リンネル」らしい透明感の融合が素晴らしく、まるで芋ようかんとクリームソーダがいっしょに出てきたような胸キュン具合なんですわ。これ誉めてます、超誉めてます。パーカ+紺ブレ+パールロングネックレス+茶のロングスカートのコーディネートなんて今すぐ真似したい! 真似します!! ■メンズ向け「リンネル」が登場! 今月は、BOOK IN BOOKが付いています。その名も、「メンズ向けのナチュラルSTYLE BOOK リンネル オム」。染谷将太がボンヤリ座ったり、立ったりしているカットとインタビューから始まり、次に本題であるリンネルが提案する秋のメンズファッションの紹介へと移るのですが……これが……え……これ、なめこ? じゃなくて、エノキタケ? もやっ、もやし? 何の具材? と戸惑わずにいられないスタイリングでビックリ。 12次のページ Amazon リンネル 2013年 11月号 [雑誌] 関連記事 フォーマル白装束もカタカナ職業も……「リンネル」の“私らしい”は安易過ぎ!ゴリゴリにとがった自己顕示欲を隠す、「リンネル」の“ほっこり”白アイテム“食べて買って遊んで”はNG! 窯元巡って行きつけバーを作る「リンネル」旅特集梅仕事&トイレ用ホーロー鍋、不要にコンプクレックスを刺激される「リンネル」生活ライブに犬の散歩……「リンネル」推奨の浴衣シーンが謎すぎ!