サイゾーウーマンコラム女の3大「黒ずんでほしくないもの」対策 コラム [連載]安彦麻理絵のブスと女と人生と チクビやアソコの黒ずみはあきらめ、女40代でシミ消しレーザー治療 2013/04/28 21:00 安彦麻理絵のブスと女と人生と安彦麻理絵 そんなわけで、その1カ月後。ギャアギャア暴れる息子の治療を怒濤のように済ませて、いよいよ次は私の番である。診察台に横になり、水泳用のゴーグルみたいなサングラスをつけて準備完了。先生曰く「レーザーって別にそこまで痛いわけじゃないんだけど、でもやっぱり子どもは怖がるわよねぇ~。ゴムでパチーンって弾いたみたいな痛みなんだけどね~~」 ……ゴムでパチーン……確かに先生のおっしゃる通りであった。レーザーをシミに照射するたびに「バチコーン!! バチコーン!!」と音がして、まるで「口にゴムをくわえさせられてバチーンとやられてる」みたいな、ああいう「罰ゲーム的な痛み」が、顔に走るのだ。とはいえ別に我慢できないような痛みではない。てゆうか、陣痛の痛みに比べたらこんなもの、まさしく「屁」みたいなもの、というかもう、はっきり言って、屁・以下。 「あ~~確かに、なんかゴムパッチンやられてるみたいな感じですねぇ~~」バチコーン、バチコーン。「私と一緒にレーザー治療やってた先生で、最近銀座で美容皮膚科を開業した人がいるんだけどね~、そこがまぁ値段が高いのよ~~、ホラ、銀座って土地代が高いから~~」バチコーン、バチコーン…… ……レーザーやりながらの世間話。中年女の顔のシミなんて、命にかかわる問題じゃないから、やってる方もやられてる方も、はっきりいって緊張感、および深刻度はゼロである。なんだかまるで「顔にこびりついたハナクソを、医者にこそぎ落としてもらった」かのような感覚。結局今回は、デカいシミと、その隣にあったもう少し小さいシミの2カ所をやってもらったのだが、時間にして5分かかったか、かからないか。その後、薬を塗ってバンソーコー貼って終わりである。 ……さて、気になるお値段の方は。今回初めて知ったのだが、こういうのって「レーザー1ショットにつきいくら」っていう計算らしい。 「え~っと、あなたの場合、今回は20ショットなんだけど~、ま、オマケして15ショットにしとくから」 「は???」 ……なんだかいきなり拍子抜けな展開。銀座あたりの美容皮膚科だったら、絶対こんなふうにはならないだろう。結局今回かかった、私のレーザー治療代は1万円くらいであった。先生曰く「小さい方のシミは多分これで消えると思うけど、大きい方はね~、時間のたったシミって、1回じゃ消えにくいから、ちょっと様子見てみて」、そして「日焼け止めはちゃんと毎日塗らなきゃダメよ!! 塗らないとまたシミが出ちゃって、レーザーやった意味なくなるから!! SPFが50でPA+++のものがいいわよ!!」とのこと。……こういうセリフ、化粧品売り場の美容部員のおねえちゃんに言われると、「知ってるよそんなの!!」と、なぜか反抗的な気分になるのだが、皮膚科のレーザー治療の先生に言われると、途端におとなしく従う気になる。 前のページ123次のページ Amazon 『恋は女の命の花よ』 関連記事 女の数だけ「股間」がある——おばあさん産婦人科医の「女の股間と人生」「1年間がんばった自分へのごほうび」フレーズで女を殺すSK-IIの甘い罠期待を裏切らない女・長谷川理恵の「仕事」ぶりが、ゲス魂を揉みほぐす手島優のスッピンが気づかせてくれたこと――気持ちの激昂が女を美人に仕立てる!「カワイイの残骸」を顔からかき集めても、気持ち悪いといわれる中年のオチ