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今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

すでに大物! ”さんまの娘”に漂う妙な空気

2009/05/09 12:00
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もう父親さえかすむ存在になるかも

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎THE・2世
さて、いよいよその全貌を露わにしたさんまの娘であるが、すごいな、あの初々しさのなさ。登場時にもらった花束の裏方への渡し方、その後の仁王立ち姿。いやー、久々に感服。とどめに「歌で成功してる人って、みんな背が小さいじゃないですか」と、低身長であることを理由に自身の歌手としての大成を示唆。ギャグじゃなくて。本気で。いや、すごいわ。

◎忌野清志郎
RCサクセションの楽曲が大音響で流され、「愛し合ってるかい!」「もう一発いくかぁ!」という司会者の絶叫の中執り行われた、忌野清志郎の密葬。故人のロック魂が随所に感じられた式であったが、唯一遺影だけが……。スーツにネクタイ、柔和な笑顔という、「いかにも遺影」な一枚だったのが意外であった。別に往年のコテコテメイクがいいってわけでもないんだが。他がすべてロックなだけに、そこだけ突出して「普通」なもんで、ちょっと浮いてた。ま、別にいいんだけど。

◎郷ひろみの新境地
そして密葬に出席した後、囲み取材で故人について語っていた郷ひろみ。「なんかコイツ、冠婚葬祭でしか見ないよなあ」というタレントは芸能界の一角に一定数存在しているわけだが、郷ひろみは確実にそのゾーンに入りつつある。片足が完全に入ってる。そして、本人にその自覚はまったくない。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

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最終更新:2010/01/05 13:49