順風ジャスティンといまいちジェシカ、カップルのキャリアに落差あり

2009/05/10 08:00

　ライバルのバックストリートボーイズと同様、デビュー以来14年経った今でも根強いファンのいる「イン・シンク」。そのメーンボーカルだったのがジャスティン・ティンバーレイクで彼のキャリアも順調である。

　女性遍歴も華麗そのもので、かつてはキャメロン・ディアス、ジャネット・ジャクソン、ファーギー、スカーレット・ヨハンソンなどと浮名を流し、2000年から2002年まではブリトニー・スピアーズと交際しており、「完璧なカップル」とまで言われた。

　現在は女優のジェシカ・ビールとすっかり落ち着いて、約3億円と言われるNYのマンションに2人で住んでいる。

　歌も踊りもバッチリなジャスティンだが、故郷はテネシー州のメンフィス。はっきり言って田舎生まれ。デビュー当時の写真を見ても純真そのもの。クリーンで繊細なイメージで「インシンクはゲイっぽい」とまで言われた事もある。そうしたイメージを吹っ切る為か、いわゆる都会の「サグ（悪）」っぽいイメージ作りの為にラッパーのNelly、スヌープドッグ、50セント、T.I.といったバリバリのサグ達とコラボして、イン・シンクからのイメージ脱却に成功している。

　ビジネス面でも、アパレルやクラブ経営で成功している黒人ラッパーのディディを見習ってか、
2006年に洋服ブランドを立ち上げ、翌年にはNYにBBQレストランも開いている。

　言う事なしのジャスティンに比べて、パートナーのジェシカ・ビールのキャリアはいまいち。「最もセクシーな女優」に選ばれた事もあるにはあるが、2003年の映画『テキサス・チェーンソー』以降の出演作はどれもこれもパッせず、商業的には大コケ。

　そしてまた、セックスと政治の風刺映画という『Nailed』も暗礁に乗り上げている。撮影が4度も中断され、昨年ようやくアップして編集段階に入っていると報道されてから6カ月、どうもこのままお蔵入りするかもしれないという噂が持ち上がっている。

　「オーランド・センティネル」誌とのインタビューでは「心が痛むわ。たくさんの人々が一生懸命努力したのに、そのままになっているなんて。でもこの先どうなるかは私には分からない。よくある事よ」ともう諦めムード。

　まあ、エンターテイナー同士の交際や結婚を見てみると、両方が超一流というケースより、どちらかが格下というカップルの方がうまく行っているようだ。ジェシカもこの先、キャリアを追い求めるのか、それともジャスティンとの結婚生活に安住するのか、興味深々ではある。