カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~ 徘徊、幻覚、記憶障害……変わりゆく祖母と介護家族の葛藤を描いた『わたしのお婆ちゃん』 『わたしのお婆ちゃん 認知症の祖母との暮らし 』(講談社) 東日本大震災で津波に実家を流され、同じ場所に家を再建するまでを描いた『ナガサ... 漫画レビュー小田真琴 2018/10/08 16:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~ ヒットメーカーが少女マンガの大前提に切り込む! 男女の“本質”を描く『素敵な彼氏』 『素敵な彼氏』とはなんとも意味深なタイトルである。なぜなら少女マンガの多くは素敵な彼氏=白馬の王子様を描いたものであるからだ。ヒット... 漫画レビュー小田真琴 2018/09/17 17:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~ フィギュア少女の「孤独」に私たちは救われる……『スピン』の描く苦しみ・喜びの福音 張り詰める冷気。ほのかに漂う汗の香り。誰よりも早くリンクへと降り立った彼女は、確かに孤独ではあったのだが、ブレードが氷を削る音を聞きながら... 小田真琴『なんかおもしろいマンガ』ありますマンガ 2018/03/25 17:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【3月】 シンデレラ願望を打ち砕く傑作『やんごとなき一族』、“王子様”との「その後」を描く 「どて焼き」「桜の柄の着物」「人数分に足りない和菓子」……なんの三題噺かと思うでしょうが、これらのアイテムを鮮やかに配置して、極上のエンタ... 『なんかおもしろいマンガ』あります小田真琴マンガ 2018/03/03 17:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~ 仕事&男を捨てリスタート、『凪のお暇』が現代女性の“リセット後”の困難を描く 東京の片隅、立川に『聖☆おにいさん』(講談社)以来のマンガ的ビッグウェーブがやって来ようとしています。1巻が口コミでじわじわと話題にな... 漫画レビュー小田真琴 2018/01/27 16:00
カルチャー 女子マンガ研究家・小田真琴が振り返る 2017年女子マンガに現れた「クソ男キャラ」4選! “絶望”を読者に見せる時代に? 2017年、芸能界では宮迫博之を筆頭にした芸人勢から大御所俳優の渡辺謙まで多くの著名人の不倫が続々と発覚し、世間を騒がせました。また、不倫スキ... マンガレビュー小田真琴 2018/01/06 19:30
カルチャー 漫画家・鳥飼茜インタビュー(前編) オンナを描く漫画家・鳥飼茜に聞いた、女社会の“本質”と母親という女について 漫画家・鳥飼茜が止まらない。10月には最高傑作との呼び声も高い『先生の白い嘘』(講談社)の完結巻となる8巻、新作『ロマンス暴風域』(扶桑社... マンガ小田真琴インタビュー 2017/12/02 19:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【3月】 どん底・絶望・依存の果ての「希望」とは? 高浜寛『SAD GiRL』の残酷で美しい世界 今さらあらためて語るまでもなく、薬物依存は恐ろしいものであります。元プロ野球選手の一件はもちろん衝撃的ではありましたが、しかしおそらく彼が薬... 小田真琴『なんかおもしろいマンガ』ありますマンガ 2016/03/26 16:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【11月】前編 『あれよ星屑』『あとかたの街』、本ではなくマンガだから伝わる戦争と愛と人間 書店では相も変わらず愛国バカの三文小説や愚にもつかないヘイト本ばかりが幅を利かせておりますが、ことマンガにおいては多様な言論・表現の世界が繰り... 小田真琴『なんかおもしろいマンガ』あります 2014/11/19 21:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【10月】後編 少女と少年の“ちょっと大人になった”夏が鮮やかに満ちる、『子供はわかってあげない』 『このマンガがすごい!』(宝島社)などのランキングは大抵が前年の10月からその9月までに発売された作品を対象とします。そんなギリギリ9月の、し... 小田真琴『なんかおもしろいマンガ』ありますマンガ 2014/10/22 21:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【10月】前編 相次ぐマンガ誌休刊の中、“売れるマンガ”の役割と少女マンガ誌の危ういスタンス マンガ誌の休刊が相次いでいます。しかも、よりによって先進的な雑誌ばかりが休刊してしまうのですからやるせありません。小学館の「IKKI」、集英社... 小田真琴『なんかおもしろいマンガ』ありますマンガ 2014/10/21 19:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【9月】後編 永遠と幻を信じること――少女アイドルの内面を掘り下げた作品『5つ数えれば君の夢』 マンガには、なんだって盛り込むことができます。感動したり、笑ったりする以外にも、歴史を学んだり、おいしいお店やレシピを教えてもらったり……。グ... 小田真琴『なんかおもしろいマンガ』ありますマンガ 2014/09/18 21:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【9月】 女子マンガで描かれる“女バトル”! 『夢の雫、黄金の鳥籠』こそ“女の総合格闘技!? 現実は時にマンガ以上にマンガ的で、たとえば例の「バカ息子」落書き事件。江角マキコさんが対立するママ友=長嶋一茂さんの妻を疎んじて、マネジャーに... 小田真琴『なんかおもしろいマンガ』ありますマンガ 2014/09/17 21:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【8月】 女子マンガに登場する「不倫」する女たち——『あなたのことはそれほど』『おんなのいえ』 不倫がバレたら「好きな人と出会いました」って言えばいいのか! と、中山美穂さんから学んだこの夏。テレビでは不倫ドラマ『昼顔』(フジテレビ系)が... 小田真琴『なんかおもしろいマンガ』ありますマンガ 2014/08/24 21:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【7月】後編 女子マンガ代表・雁須磨子『右足と左足のあいだ』が描く、男女の“言葉”のズレの妙味 「女子マンガ」という言葉を使うとき、なんとなく想定している作家さんが何人かいるのですが、中でも雁須磨子先生は最も代表的な作家であるように思いま... 小田真琴『なんかおもしろいマンガ』ありますマンガ 2014/07/17 21:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【7月】前編 「食」を打ち出すマンガにご用心! グルメマンガ旋風、本質は『孤食ロボット』にアリ! リヴァイ兵長が表紙の「FRaU」(講談社)8月号はもうご覧になられたでしょうか。毎年恒例の「フラウマンガ大賞」で今年もまたベラベラとしゃべって... マンガ『なんかおもしろいマンガ』あります小田真琴 2014/07/16 21:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【6月】後編 ついに完結『失恋ショコラティエ』、サエコの「女塾」で冴え渡る水城せとなの観察眼 テレビドラマはとうに終了いたしましたが、水城せとな先生『失恋ショコラティエ』(小学館)は5月9日発売の8巻にして佳境を迎え、ついに次巻での完結... 『なんかおもしろいマンガ』あります小田真琴マンガ 2014/06/12 16:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【6月】前編 杉浦日向子『百日紅』はじめ『信長協奏曲』も映画化! “女子時代劇マンガ”がキテる! 山中ヒコ先生の新作『死にたがりと雲雀』1(講談社)を楽しく読んでいたところ、あとがきにこうありました。「この『死にたがりと雲雀』は一度断られた... 『なんかおもしろいマンガ』ありますマンガ小田真琴 2014/06/11 16:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【5月】後編 断絶されたSF/ファンタジーを少女マンガに取り戻す、『クジラの子らは砂上に歌う』 かつて少女マンガにおいてSF/ファンタジーは一大勢力でありました。それこそ萩尾望都&竹宮惠子の時代から始まって、1980年代には最盛期を迎えま... 小田真琴『なんかおもしろいマンガ』ありますマンガ 2014/05/11 16:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【5月】前編 女子マンガ界で「リケジョ」は根強し! 研究員女子、生物学に海洋動物学の注目作 突然炎のごとく盛り上がり、あっという間に盛り下がって、「リケジョ」ブームは地に墜ちるどころか地獄にまで到達しそうな勢いですが、それでもなお「わ... 小田真琴『なんかおもしろいマンガ』ありますマンガ 2014/05/10 16:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【4月】 見世物小屋一座の擬似家族が漂う、“ここではないどこか”の誘惑と余韻――『五色の舟』 3月は単行本が豊作でありました。中でも圧巻だったのが近藤ようこ先生の『五色の舟』(KADOKAWA)です。原作は当代一の幻想作家、津原泰水。そ... 小田真琴『なんかおもしろいマンガ』ありますマンガ 2014/04/20 16:00
カルチャー 『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【4月】 かつては売れっ子、低迷するアラフォー女漫画家の自虐コメディ『都の昼寝物語』の叫び 年度末の総決算は「手塚治虫文化賞」と「マンガ大賞」であります。年末の各誌のランキングがその1年間に一番おもしろかったマンガを決めようとするもの... 小田真琴『なんかおもしろいマンガ』ありますマンガ 2014/04/13 16:00