サイゾーウーマン芸能『コナン』1位キープ! 映画興収トップ10 芸能 今週の映画ランキング 『名探偵コナン』1位キープの中、『マイクラ』『パリピ孔明』ほか注目作続々! 映画興行収入ランキングトップ10 2025/04/30 19:00 サイゾーウーマン編集部 映画 【サイゾーオンラインより】 (写真ACより) 最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、4月25~27日)で、アニメーション作品『名探偵コナン 隻眼の残像』(4月18日公開)がV2を獲得した。 目次 ・2位の『マイクラ』、ゲーム原作映画史上最高のスタート ・3位&4位は小説の実写化2作がランクイン ・『パリピ孔明』、“CM特需”で『アンダーニンジャ』現象なるか ・全国映画動員ランキングトップ10(4月25~27日、興行通信社調べ) 初登場2位の『マイクラ』、「子ども人気がものすごい」! ゲーム原作映画史上最高のスタート 4月28日発表の全国週末興行成績ランキングで首位をキープした『名探偵コナン 隻眼の残像』は、「劇場版名探偵コナン」シリーズ最新作。主人公の江戸川コナン(声優・高山みなみ)や私立探偵・毛利小五郎(声優・小山力也)らが長野県の雪山を舞台とした過去と現在の事件の真相に迫るというストーリーだ。 上映開始からロケットスタートを切った同作は、2週目の週末3日間も観客動員113万6000人、興行収入16億6900万円と好成績をマークし、累計もすでに動員431万人、興収63億円を突破。この勢いでいくと、国内で上映された映画の興収ランキングで現在100位の『BRAVE HEARTS 海猿』(2012年7月公開)の最終興収73.3億円を超え、新たにトップ100入りするのも時間の問題だろう。 一方、今回の全国週末興行成績ランキングは、4月25日公開の新作が多数初登場した。まず、2位の北欧発の世界的人気ゲーム「マインクラフト」を実写化したハリウッド映画『マインクラフト/ザ・ムービー』は、すべてが四角い異世界・オーバーワールドに転送された主人公のスティーブ(ジャック・ブラック/吹替は山寺宏一)らの冒険を描いたサバイバル映画。全国361スクリーンと大規模で封切られ、初日から3日間の動員は43万5000人、興収は5億9400万円を記録した。 この結果について、映画ライターのヒナタカ氏は以下のように分析する。 「3週間前に一足早く公開された全米では『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(23年4月)をも超えるゲーム原作映画史上最高のオープニング記録を達成し、公開4週目で世界興行収入が1100億円を突破する歴史的なヒットを遂げています。洋画不振が叫ばれて久しい日本でも、『ウィキッド ふたりの魔女』を超えて25年公開の洋画実写オープニング記録で1位をマークしており、成績は絶好調といえるでしょう」 なお、ヒナタカ氏いわく、『マインクラフト/ザ・ムービー』は「とにかく子ども人気がものすごいことは間違いない」とのこと。 「原作ゲーム自体の売り上げはもちろん、有名配信者による実況動画もとてつもない再生回数を誇っています。23年時点での小中学生によるゲーム利用率の最多は『マインクラフト』で、子どもの創造力や探求心を育むために教育現場でも活用されていることから、親御さんも劇場に連れて行きやすいはず。字幕版やIMAX上映にはそれほど客が入っていないという声も耳にしましたが、実際は吹き替え版の上映回がほぼほぼ満席の回も相次いでいるようですし、やはりファミリーの動員が主だと思われます」 3位&4位は小説の実写化『#真相をお話しします』『花まんま』がランクイン 3位に入った菊池風磨(timelesz)と大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)によるダブル主演作『#真相をお話しします』は、小説家・結城真一郎氏の同題作品(新潮社)の実写版。高額報酬をかけた“暴露チャンネル”を中心に展開するミステリーで、菊池は警備員の桐山、大森はその友人で謎めいた男・鈴木を演じている。 全国351スクリーンで上映を開始し、初日から3日間で動員35万8000人、興収4億8700万円をあげて3位発進。ネット上の評価は「オリジナル要素を含めてうまくできてたと思う」「面白かったし、個人的には今年の『コナン』より好みだった」「ネットリテラシーの大切さを再確認」といった声や、「ちょっと雑な設定が気になって惜しい」「説教くささがある」という指摘もある。 続いて、鈴木亮平と有村架純の初共演作『花まんま』が4位にランクイン。小説家・朱川湊人氏の直木賞受賞作(文藝春秋)を実写化したヒューマンドラマで、大阪の下町で暮らす加藤俊樹(鈴木)とフミ子(有村)の兄妹の絆を主軸とした物語を展開。全国354スクリーンで公開し、初日から3日間で動員8万5000人、興収1億1400万円という成績を収めた。 初登場5位『パリピ孔明』、“CM特需”で『アンダーニンジャ』現象なるか そして5位には、向井理が“現代の渋谷に転生した諸葛孔明”を演じる『パリピ孔明 THE MOVIE』という結果に。「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載中の『パリピ孔明』(原作・四葉夕卜氏、漫画・小川亮氏)の実写版で、23年10月期にフジテレビ系でドラマ化。今回の映画はその続編にあたり、上白石萌歌らドラマ版からのキャストに加え、神尾楓珠、詩羽(水曜日のカンパネラ)、宮野真守、上戸彩、小室哲哉らも出演している。 「GW前に話題作が集中した影響もあるのでしょうが、テレビドラマの劇場版かつ、311館という大きめの公開規模にしては物足りない印象。ドラマの最終回(第10話)の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は世帯4.4%、個人2.4%と伸び悩んでいましたし、原作マンガやテレビアニメ版(TOKYO MXほか、22年4月期放送)が人気を博していたとはいえ、一般層の認知度不足が大きかったのかもしれません」(前出・同) 同じくフジテレビ制作かつ人気マンガが原作の映画といえば、山崎賢人主演で今年1月に公開された『アンダーニンジャ』が思い出される。同作は、同局の不適切接待疑惑問題によりほとんどのスポンサーが撤退して企業CMが流せない中、長尺の予告編が連日繰り返し流された影響で、上映開始から6週目にして前週の9位から5位にジャンプアップした。 「『パリピ孔明』もフジで予告編をたくさん見たという声が上がっているため、“CM特需”で連休中に動員が伸びる可能性もあるでしょう。なお、作品評価はレビューサイト『映画.com』で3.7点、『Filmarks』で3.8点とまずまず。口コミによる爆発的な伸びは期待しにくいかもしれませんが、公式サイトでも謳っている『総勢50名以上のミュージシャン&ダンサーが大集結し、6000人以上の観客を動員した本格的なライブシーン』はかなり“劇場映え”するものでした。直近でも『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』が大ヒットしていましたし、臨場感にあふれ、ライブエンターテインメントを最大限に楽しめる劇場での鑑賞をおすすめしたいところです」(同 そのほか、ヒュー・グラントが狂気の男を怪演しているR15+指定ホラー・スリラー映画『異端者の家』が8位、漫画家・吾峠呼世晴氏による人気作『鬼滅の刃』(集英社)を原作とした7月18日公開予定の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』に向けた1週間限定上映企画第4弾『鬼滅シアター -「鬼滅の刃」特別編集版 劇場上映-/ 那田蜘蛛山編』が10位に初登場している。 また、前回まで11週連続でトップ10圏内を推移していた『ファーストキス 1ST KISS』(2月7日公開)は、今回ついに圏外へ。一方で、全国107スクリーンと小規模上映中の『教皇選挙』(3月20日公開)は、上映6週目の週末を迎えても9位にランクイン。作中ではローマ教皇選挙・コンクラーベの舞台裏を描いているが、4月21日のフランシスコ教皇死去に伴い、来月7日から次の教皇を選ぶためのコンクラーベが行われると発表されたことで、同映画も再注目されている。 全国映画動員ランキングトップ10(4月25~27日、興行通信社調べ) 1位:『名探偵コナン 隻眼の残像』 2位:『マインクラフト/ザ・ムービー』 3位:『#真相をお話しします』 4位:『花まんま』 5位:『パリピ孔明 THE MOVIE』 6位:『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』 7位:『ウィキッド ふたりの魔女』 8位:『異端者の家』 9位:『教皇選挙』 10位:『鬼滅シアター -「鬼滅の刃」特別編集版 劇場上映-/ 那田蜘蛛山編』 サイゾーウーマン編集部 芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト X:@CyzowomanC Instagram:@cyzowoman オンナを刺激するニュースブログ[サイゾーウーマン] 最終更新:2025/04/30 20:34 充実のラインアップで何を見るか迷うわ 関連記事 『名探偵コナン 隻眼の残像』、シリーズ歴代ナンバーワン発進のワケ――映画興行収入ランキングトップ10『ウィキッド』『片思い世界』を超えた、スター俳優出演作とは? 映画興行収入ランキングトップ10(4月11~13日)広瀬すず、杉咲花、清原果耶主演『片思い世界』、賛否分かれるワケ――映画興行収入ランキングトップ10『白雪姫』、実際は賛否両論でも「レビュー爆撃」で不当な評価……映画興行収入ランキングトップ10『アンダーニンジャ』再浮上の理由はフジテレビ問題? 全国映画動員ランキングトップ10(2025年2月28日~3月2日) 次の記事 『#真相をお話しします』風磨を起用した“意図” >