サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」「文春」中居記事を訂正の一方、スクープした「女性セブン」の続報は? コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第734回】 「文春」中居記事を訂正の一方、スクープした「女性セブン」の続報は? 2025/02/11 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り! 【サイゾーオンラインより】 湘南にマンションを買ったと報じられた中居正広(写真:サイゾーウーマン) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 中居正広問題で悲しい事態が続いている。「週刊文春」(文藝春秋)がその報道内容を一部訂正して批判されたが、「文春」より早くフジの関与をスクープ報道した「女性セブン」が、批判されることもなく無視されている状況がいまだ続いているからだ。そして今回、「セブン」はこの問題をどう報じているのかが注目されたのだが――。 目次 ・今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3 ・中居問題をスクープした「女性セブン」の続報は? ・中居、引退後の“のんびり生活”? ・KAT-TUN・亀梨和也が独立・脱退!? ・大谷翔平の元通訳・水原一平被告が心配なワケ 今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3 第734回(2/6~2/11発売号より) 1位「中居正広 失意癒す15年恋人と『海辺の街で暮らそう』」(「女性セブン」2月20・27日号) 2位「亀梨和也 KAT-TUNを脱退へ 恋人との未来と『23』への思い」(「女性セブン」2月20・27日号) 3位「大谷翔平 静かなる怒り『元通訳の言い訳』を許さない」(「女性セブン」2月20・27日号) ※「女性自身」「週刊女性」は合併号休み 中居問題をスクープした「女性セブン」の続報は? フジテレビによる10時間にも及ぶ会見、そして「週刊文春」による内容の一部訂正など“余波”が続いた中居正広問題だが、本欄が注目したいのは、もちろん「女性セブン」の動向だ。 「文春」がフジ編成幹部A氏の関与について軌道修正したことで「週刊文春」が批判に晒されたが、しかし、この問題をいち早くスクープしフジテレビの関与を報じたにもかかわらず、「文春」の陰に隠れるように世間からスルーされている「セブン」がこの問題をどう報じるのか。 おさらいしておくと、中居問題をスクープした「女性セブン」(12月19日発売号)では、こんな記載がなされている。 「大雨の降る夜だったそうです。当初は、中居さんとA氏、A氏が呼んだ芸能関係の女性(被害者のXさん)の3人で会食する予定だったが、急にA氏が行けなくなったと言い出したため、中居さんと女性の2人だけで始めることになった」 そして、この「セブン」報道を1週間後に後追いした「文春」は“誰に誘われたか”は断定していないものの、被害者のX子さん飲み会に参加した理由を「Aさんから言われたからには断れないよね」と紹介、しかし年明けの1月8日発売号では食事会に“X子さんを誘ったのがA氏でなく中居本人”と情報を修正している。 もちろん「文春」の軌道修正でフジテレビやA氏の責任がなくなるものではまったくない。そもそも問題の食事会以前、中居の自宅で開催されたバーベキューパーティーなど複数回A氏がX子さんを誘った会が開催され、それが伏線になって問題の“2人きり”の食事会がある。 そして、たとえ問題の食事会をA氏がセッティングしていなくても、被害女性が以前からこうした中居との食事会に動員され、問題の食事会が「A氏に仕組まれた」ものと感じているのだ。“フジテレビの責任”という大筋にはなんら影響を与えない軌道修正といえる。 とはいえ、これだけ「文春」の軌道修正が話題になっているのだから、「セブン」がこの問題に対しどう報じるのかは大変興味があるところだ。 しかーし、ない、まったくない。これまで中居報道をリードし、フジテレビに対しても舌鋒鋭く批判してきた「セブン」だが、今号では「文春」の軌道修正はおろか、フジテレビに対しての記載がまったくない。そして代わりにクローズアップしたのが、“15年恋人”との今後だ。 中居、引退後の“のんびり生活”? 先週号の「セブン」でも振付師でダンサーの恋人Mさんとのエピソードが紹介されていたが、今号でもさらに2人の関係の詳細が描かれている。最愛の父親にも恋人として紹介し、2015年にその父親が亡くなった際にも中居に寄り添っていたというMさん。 中居の問題が発覚する直前の昨年12月には元AKB48・板野友美の結婚披露宴に出席し、友人代表としてあいさつしたMさん。騒動後は自宅に引きこもり憔悴する中居を同棲状態で寄り添ってきたMさん。さらに、こんな情報も。 「いま、地元(藤沢市)の友人たちの間では、中居が湘南エリアのマンションの一室を購入したという話で持ちきりだ」 そのマンションは地区内でも屈指の高級マンションで、Mさんもそこに暮らす可能性も記事では示唆される。つまり今回の「セブン」記事は中居の引退後の“のんびり生活”をほのぼのと描いている内容なのだ。 なんだかな~と思う一方、やっぱりね~とも思う。「文春」が矢面に立っているから、自分たちはその陰に隠れてスルーしてしまおう! そんな感じなんだろうな。このまま逃げ切り作戦か。やはり悲しい。 KAT-TUN・亀梨和也が独立・脱退!? そんな「女性セブン」だが、これもスクープかも。KAT-TUNの亀梨和也が近く、STARTO ENTERTAINMENTから独立し、グループからも脱退するうわさがあると報じたからだ。 これまで“KAT-TUN愛”を強く表明してきた亀梨だが、しかし23年2月にオリジナルアルバムをリリースして以降、俳優業などソロ活動に力を入れている。さらに恋人・田中みなみとの関係も順調なのだとか。そして2月23日に誕生日を迎える亀梨。このタイミングで大きな発表も! ということらしい。 また一人、旧ジャニーズからスターが去っていく――。 大谷翔平の元通訳・水原一平被告が心配なワケ ドジャース・大谷翔平の預金口座から約26億円をだまし取った銀行詐欺などで起訴されていた元通訳の水原一平被告に求刑通り禁錮4年9カ月と大谷への被害額全額の賠償が命じられたが、世間を驚かせたのが水原氏からの減刑を求めた申立書だ。 そこには通訳業務以外でも大谷に24時間対応で働いたというブラックぶり、著しく低賃金だったなどの主張が。これに対し検察側は年俸が約7,700万円と高額だったことや、ポルシェを贈呈されたことなどで水原氏の主張を否定したが、やはり驚きを隠せない。 アメリカの裁判だから日本より自己弁明を激しくする必要があったのだろうが、これで日本からの水原氏の印象はさらに悪くなったことは間違いない。日本の生んだスーパーヒーローを穢しやがって! と誰しもが思うだろうから。 さらに「セブン」によると、申立書には大谷のプライバシー暴露も含まれていて、大谷も怒り心頭なのだとか。日本中を敵にまわしてしまった水原氏。刑期が終わったら日本への強制送還も予想されるだけに心配だ。 「週刊文春」批判がお門違いなワケ――「女性セブン」が伝える、中居の本質とは?【サイゾーオンラインより】 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神...サイゾーウーマン2025.02.04 中居正広の「解決金9,000万円女性問題」報道で思い出される24年前の“スキャンダル” 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 今週は女性週刊...サイゾーウーマン2024.12.24 神林広恵(ライター) 伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」(噂の真相)の元デスク。著書に『噂の女』(幻冬舎)、共著に"『日本を脅かす! 原発の深い闇』、『木嶋佳苗 法廷証言』(共に宝島SUGOI文庫)などがある。 記事一覧 最終更新:2025/02/11 21:11 関連記事 「週刊文春」批判がお門違いなワケ――「女性セブン」が伝える、中居の本質とは?国民的人気者から一瞬で凋落、「女性セブン」が報じる中居正広の“孤独”な現状とは?中居正広問題で問われる、メディアの隠蔽体質ーー『めざまし8』噴飯物の他人事発言中居正広「性加害スキャンダル」とジャニー喜多川氏問題、マスコミの共通点を指摘する「女性セブン」大谷翔平の妻・真美子さん、斉藤由貴、中森明菜――2024年、話題になった3人の女 次の記事 キンプリ高橋、TBSドラマ主演は“確定”? >