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実写邦画史上興収ナンバー1『踊る大捜査線』、シリーズ新作が初登場1位! 映画観客動員数ランキング【10月11~13日】

2024/10/16 19:00
サイゾーウーマン編集部
写真AC

 最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、10月11~13日)で、柳葉敏郎が主演を務める『室井慎次 敗れざる者』(10月11日公開)が初登場1位を獲得した。

目次

1位、スピンオフ2作目『室井慎次 敗れざる者』
2位『ジョーカー』続編が本国で苦戦
『カメラを止めるな!』に続く?  『侍タイムスリッパー』
全国映画動員ランキングトップ10(2024年10月11~13日、興行通信社調べ)

スピンオフ2作目『室井慎次 敗れざる者』、首位

 10月15日発表の全国週末興行成績ランキングで首位に立った『室井慎次 敗れざる者』は、1997年に大ヒットした刑事ドラマ『踊る大捜査線』(フジテレビ系)シリーズの登場人物・室井慎次(柳葉)が主役の劇場版最新作。

 『踊る大捜査線』自体は青島俊作(織田裕二)が主人公で、連続ドラマ終了後はスペシャルドラマや映画も放送。

 室井を主人公としたスピンオフも2005年に映画『容疑者 室井慎次』が公開されており、今月11日から上映を開始した『室井慎次 敗れざる者』は『室井慎次 生き続ける者』(11月15日公開)との2部作となっている。

 今作は、警察を辞めて故郷の秋田へ帰り、事件の被害者や加害者の家族である少年たちの里親となって穏やかな生活を送っていた室井が、家の近くで死体を見つけてしまって……という内容。

 初日から3日間で観客動員25万1000人、興行収入3億6100万円、祝日(10月14日)を含む4日間の累計では動員34万5000人、興収4億8900万円を記録して1位発進を遂げた。

 なお、シリーズ第2作目の映画『踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(03年公開)の最終興収173.5億円は、実写邦画史上ナンバー1の成績。洋画やアニメなども含めて国内で上映された映画の興収ランキングでは、歴代10位に入っている。

 一方、『容疑者 室井慎次』の最終興収は38.3億円で、『室井慎次 敗れざる者』と『室井慎次 生き続ける者』はまず同成績を超えるのが目標か。『室井慎次 敗れざる者』を鑑賞したネットユーザーの間では「『踊る』ファンが熱くなれる内容」「懐かしく、また新しいストーリーも面白い」などと概ね好評だが、「前後編と知らなかった」「まだ見てない人は、後編公開直前に見に行ってもよさそう」という声もあり、数字はじっくりと伸びていくのかもしれない。

2位『ジョーカー』続編が本国で苦戦

 2位につけたのは、同じく10月11日に公開された『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(ホアキン・フェニックス主演)。DCコミックス『バットマン』シリーズに登場するヴィラン・ジョーカーにスポットを当てた映画『ジョーカー』(19年公開)の続編で、ホアキンとトッド・フィリップス監督も続投。今作にはハーレイ・クイン役でレディー・ガガも出演している。

 初日から3日間の動員は21万3000人、興収は3億5400万円。祝日(10月14日)を含む4日間の累計では動員27万9000人、興収4億5600万円をマーク。前作の『ジョーカー』は公開直後の土日2日間だけで興収5億4800万円をあげており、それには及ばなかった今作だが、本国アメリカでも苦戦していたという。

 日本のネットユーザーからは「十分楽しめる」という意見もありつつ、「前作のインパクトには勝てない」「オチが雑でイマイチ」「評価が分かれるのも仕方ないって感じ」といった書き込みが寄せられている。

『カメラを止めるな!』に続く?  『侍タイムスリッパー』

 そのほか、今回は話題の時代劇コメディ『侍タイムスリッパー』(8月17日公開)が7位に初登場。

 東京の池袋シネマ・ロサのみの一般公開から始まった自主製作映画で、8月末に神奈川・川崎チネチッタにて「デラックス版」を公開。同時にネット上で口コミを広げていき、9月から上映館数を増やしていた中で、ついにトップ10圏内に浮上してきた。

 同作の主人公は、幕末の京都から現代の時代劇撮影所へタイムスリップしてきた会津藩士・高坂新左衛門(山口馬木也)。江戸幕府が140年前に滅んだと知って一時は絶望するも、優しい人々に助けられ、時代劇の“斬られ役”として生きていくことを決意するというストーリー。

 監督・脚本は安田淳一氏で、低予算のため撮影、編集も同氏が担当。そんな安田氏の取り組みに感銘を受けた東映京都撮影所が“異例の対応”で全面協力している。

 関係者による“御礼”の舞台あいさつも頻繁に行われ、興収は2億円を突破。『侍タイムスリッパー』公式X(旧Twitter)では「全国251館拡大上映決定」と報告されている。

 同じように低予算で製作されて大ヒットした『カメラを止めるな!』(濱津隆之主演)に続くかと期待する声も少なくない。同作は最終的に350館以上で公開され、興収も31億円を超えた。

 鑑賞済みのネットユーザーからも「想像以上の満足度」「主人公のかっこよさ、またかわいらしさにも夢中になる」「心から楽しかった! と言える映画」「時代劇に興味が湧いてくる」などと評価されており、まだまだ快進撃が続きそうだ。

全国映画動員ランキングトップ10(2024年10月11~13日、興行通信社調べ)

1位:『室井慎次 敗れざる者』
2位:『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
3位:『ラストマイル』
4位:『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
5位:『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』
6位:『JUNG KOOK: I AM STILL』
7位:『侍タイムスリッパー』
8位:『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ ゲームの世界で大冒険!』
9位:『スオミの話をしよう』
10位:『ふれる。』

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最終更新:2024/10/17 06:58
『踊る』も『あぶ刑事』もアラフォーしか盛り上がってない疑惑