今週の映画ランキング

なにわ男子・大西流星『恋僕』7位スタート、Snow Man・佐久間出演で注目集まるも……映画興行成績ランキング【8月23～25日】

2024/08/28 19:00

サイゾーウーマン編集部

　最新の全国週末興行成績ランキング（興行通信社調べ、8月23～25日）で、満島ひかりが主演を務める『ラストマイル』（8月23日公開）が初登場1位を獲得した。

1位『ラストマイル』今年2番目の高成績

　8月26日発表の全国週末興行成績ランキングで首位に立った『ラストマイル』は、野木亜紀子氏が脚本を手掛ける話題作。野木氏が脚本を担当したTBS系ドラマ『アンナチュラル』（石原さとみ主演）や『MIU404』（綾野剛と星野源のダブル主演）と同じ世界線で連続爆破事件が発生し、物流センターの関東センター長・舟渡エレナ（満島）らが事態を収拾させようと奔走する……といった内容。

　初日から3日間で観客動員66万2000人、興行収入9億7800万円をあげるロケットスタートで1位をマーク。今年公開された実写邦画の初動としては、7月12日から上映中の『キングダム大将軍の帰還』（山崎賢人主演）に次ぐ2番めの高成績となった。

　そんな『ラストマイル』を鑑賞したネットユーザーからも、「最初から最後まで見入った」「『アンナチュラル』や『MIU404』を見てない層でも十分に楽しめた」などと好評。また、「今作も野木さんらしい脚本、テーマで好き」「さすが野木先生って感じで大満足」というように、野木氏への信頼を強めた者も。

　なお、『アンナチュラル』や『MIU404』でも主題歌を担当した米津玄師が『ラストマイル』にも「がらくた」（8月21日リリース）を書き下ろし。米津が8月27日付のX（旧Twitter）で「映画に紐づけて『がらくた』のことも話したいのだけど、口に出すとハイパーネタバレになるので叶わず」などとコメントしたことで、ネット上には、映画の内容だけでなく同曲の考察を展開するファンも続出中だ。

なにわ男子・大西流星『恋を知らない僕たちは』7位スタート

　今回のランキングには『ラストマイル』と同日公開の作品も複数トップ10入り。

　なにわ男子・大西流星の映画初主演作となる『恋を知らない僕たちは』が7位、南出凌嘉が主演を務めるR15+指定の実写ホラー『サユリ』が8位、K-POPボーイズグループ・SEVENTEENのコンサート映像を収録した『SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW’ AGAIN TO CINEMAS』が9位にそれぞれランクインした。

　『恋を知らない僕たちは』（以下、『恋僕』）は、漫画家・水野美波氏が「別冊マーガレット」（集英社）で連載した同題作品の実写版。主人公の相原英二（大西）とその親友、幼なじみ、進学先の高校で出会った友人たちの恋愛模様が描かれる。

　大西と同じSTARTO ENTERTAINMENT所属のHiHi Jets・猪狩蒼弥も瀬波太一役で起用されていることは告知されていたが、実はシークレットでSnow Man・佐久間大介も出演。鑑賞済みのネットユーザーからは「途中で佐久間くん出てきてびっくり」「うれしすぎるサプライズ」「佐久間くんの存在感すごくて面白かった」といった声が寄せられている。

　人気アイドルが複数出演し、特に勢いのあるなにわ男子の大西が初主演を務める映画とあって、興行収入にも注目が集まっていたが、初登場7位と物足りない結果となった。ネット上には「『恋僕』がんばってほしいのに、やっぱ『ラストマイル』が強すぎ」「客層違うかもしれないけど『ラストマイル』が強敵」「強いライバル揃いの中で7位に入れただけすごいんじゃない？」など同情的な書き込みもみられる。

　今回トップ10入りした作品ではほかに、漫画家・押切蓮介氏が「コミックバーズ」（幻冬舎コミックス）で連載した同題作品を実写化した『サユリ』もネット上で話題に。また、復活上映2週目でも10位に入ったアニメーション映画『THE FIRST SLAM DUNK』（22年12月公開）は、リピートするファンだけでなく「初めて見たけど面白かった！」という新規も増やしており、9月1日の上映終了までのラストスパートにも期待がかかる。

全国映画動員ランキングトップ10（2024年8月8月23～25日、興行通信社調べ）

1位：『ラストマイル』
2位：『インサイド・ヘッド2』
3位：『映画クレヨンしんちゃん　オラたちの恐竜日記』
4位：『怪盗グルーのミニオン超変身』
5位：『キングダム大将軍の帰還』
6位：『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』
7位：『恋を知らない僕たちは』
8位：『サユリ』
9位：『SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW’ AGAIN TO CINEMAS』
10位：『THE FIRST SLAM DUNK』