【ミニストップ】赤字転落でも……『ジョブチューン』で偉業、全10品合格したスイーツがすごい!
赤字に転落したコンビニチェーンの「ミニストップ」。しかし、その商品力の高さはプロもお墨付き! 『ジョブチューン』(TBS系)でジャッジされた商品をまとめます。
※2024年6月26日、7月6日公開の記事を再編集しています。
目次
・【ミニストップ】赤字に転落、6〜8月期は45%減益
・『ジョブチューン』7月6日放送回でスイーツ全10品合格!
・オリジナル冷凍弁当「やみつキッチン」も優秀
【ミニストップ】赤字に転落、6〜8月期は45%減益
イオン系列のコンビニチェーン「ミニストップ」。2024年3〜8月の業績は、売上高は前年同期比で9%増収となった一方、営業利益、経常利益、純利益のすべてで減益。連結経常損益は5.9億円で赤字に転落しました。なお、前年同期は7.5億円の黒字です。
また直近3ヵ月の実績である6〜8月期の連結経常利益は6.4億円で、前期比で実に45%の減益となりました。
同社の藤本明裕社長は「国内とベトナムで直営店が増えたため、営業総収入は増収となった。一方で、連結営業利益は、コロナ禍の影響が最大だった2020年度から反転して、2022年度、2023年度と黒字化していたが、一転して赤字となった。ミニストップベトナムも今期、黒字化を見越していたが、赤字幅が拡大し、過去5年間で最低の水準となった」と説明しています。
【ミニストップ】『ジョブチューン』7月6日放送回でスイーツ全10品合格!
業績が過去5年で最低水準になったミニストップですが、7月6日の『ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』(TBS系)では、10商品全てに合格が出るという偉業を達成! 満場一致のパーフェクト合格も6商品と圧倒的な支持を集めました。
その結果と、ジャッジメニューから1商品を実食してレビューします。
『ジョブチューン』ミニストップ×超一流料理人
従業員イチ押し!商品TOP10合格・不合格まとめ【2024年7月6日放送】
第10位
ハロハロみたいなラムネアイスバー……合格(合格6人、不合格1人)
第9位
ハロハロ練乳あずき……パーフェクト合格
第8位
プリンロールケーキ……合格(合格6人、不合格1人)
第7位
ブルーベリーヨーグルトパフェ……合格(合格6人、不合格1人)
第6位
ダブルクリームシュー……パーフェクト合格
第5位
ベルギーチョコパフェ……合格(合格6人、不合格1人)
第4位
フローズンヨーグルト……パーフェクト合格
第3位
シャインマスカットソフト……パーフェクト合格
第2位
台湾蜜いもバターどらやき……パーフェクト合格
第1位
ハロハロ果実氷すいか……パーフェクト合格
この中から「ベルギーチョコパフェ」(321.84円)を実食し、その味をお伝えします!
第5位「ベルギーチョコパフェ」を実食
約20年前からミニストップに並び、今や定番商品となっている「ベルギーチョコパフェ」。2023年や22年放送の『ジョブチューン』のジャッジ企画でも登場し、そのたびに改良を重ねているようです。
ちなみに、23年7月放送回では「ホイップクリームがバタークリームのように重い」などと苦い評価をされ、7人中6人が「不合格」の判定でした。そんなホイップクリームは今回改良されているのでしょうか。
ふたを開けると、チョコブラウニー、チョコクリーム、チョコソース、チョコホイップ、ココアパウダーなど、豊富なチョコ系スイーツが盛られています。さらにプラリネものっていて、さまざまな食感が楽しめることに期待!
チョコブラウニーは、むっちりとした食感で濃厚。2切れのっているので、満足感もあります。
こちらは、クランチチョコのようなかりかりとした食感。見た目は泥みたいでイマイチですが、食感のアクセントになっていておいしいです。
トッピングの下は、ホイップクリーム、スポンジ、ムース、プリンが層になっています。
特に一番下のチョコプリンがプリプリ食感でおいしい! 見た目どおりいろいろな食感が楽しめます。
そして、商品のふたに書かれた「芳醇な香りと軽やかな味わい」というコピーがしっくりくる! 見た目以上に量がありますが、食感も味も軽やかで意外としつこさがないので、ぺろりと食べられちゃいました。
ただ、しっかり甘いので、一緒にコーヒーがあるといいかも。
なお、製造会社は「ドンレミー」で、1個あたり416kcal、脂質31.3g。「ベルギーチョコパフェ」は、疲れている時に元気をチャージするために食べたい商品だと感じました。
業績悪化が報じられているミニストップですが、立て直しに向けてオリジナル商品の開発にも力を入れている様子。ジョブチューン効果で業績が好転することを祈りたいと思います。
【ミニストップ】冷凍弁当「やみつキッチン」が優秀!
チルドコーナーには、イオングループのPB「トップバリュ」のパウチ惣菜が一面に並んでいました。
イオン以外のお店で「トップバリュ」が一面に並んでいる光景を見ると、「面白味がないなあ」とちょっぴり萎えてしまう筆者ですが、「トップバリュ」好きにとってはミニストップに通う理由になりそうです。
一方、冷凍総菜コーナーでは、1人分ほどの量が袋に入った「スパイシー砂肝」(289.44円)や「国産鶏のチキンナゲット」(267.84円)など、ミニストップのオリジナルシリーズ「やみつキッチン」の商品が多く並んでいました。
その中で筆者が気になったのは、冷凍弁当シリーズ。この店舗では「デミグラスハンバーグ&チキンライス」(429.84円)など3種類を取り扱っており、今回は「タルタルチキン南蛮&鳥五目ごはん弁当」(429.84円)を購入してみました。
結論から言うと、鶏五目ごはんも、肉厚のチキン南蛮も、白滝的なおかずも、すべてがジューシーでおいしい! 瞬間冷凍技術のすごさを感じられました。
いざという時のために、冷凍庫にいくつかストックしておくと便利そうです。
お菓子コーナーも、ミニストップオリジナル商品だらけ!
常温のお菓子コーナーへ行くと、やはりミニストップのオリジナル商品が豊富!
今回は「Xフライドポテトみたいなポテトスティック スパイシーバーベキュー味」(138.24円)を買ってみました。
138.24円と安いわりに、たくさん入っていました。食べてみると、想像以上にスパイシー! ポリポリ食感で、結構噛み応えがあります。
子どもよりも大人に好まれそうな味。ビールによく合いそうです。
【ミニストップ】は宣伝不足? 従業員が大変そう
今回、ミニストップで買い物してみて感じたのは、主に3つです。
(1)いつの間にか店内調理商品が増えていた!
(2)「トップバリュ」商品以上に、ミニストップオリジナル商品が多くて楽しい
(3)店内調理とレジ打ちで、従業員が大変そう
セブンイレブンなどの大手コンビニ3社に比べ、オリジナル商品が少ないイメージを勝手に抱いていたのですが、実際はミニストップのマークがついたオリジナル商品だらけ。商品開発にかなり力を入れている様子がうかがえました。
加えて、店内調理商品の種類が以前よりも増えており、こうした独自の路線ラインアップは間違いなくミニストップの強みといえそうです。
一方、調理場とレジを行ったり来たりする店員さんを見ていると、客側としてなんだか申しわけない気持ちになったのも事実。こちら側が「大変だろう」と決めつけるのも失礼な話ですが、多くの時間が「無人レジ」と化したコンビニは、少々異様さも感じました。
また、今回この記事を書いていて気になったのですが、オリジナル商品の公式情報がネット上に少ない印象。
例えば「やみつキッチン」や「タルタルチキン南蛮&鶏五目ごはん弁当」と検索しても、筆者が食べた冷凍弁当の情報は出てきませんでした(どこかにあるのか?)。
今や商品はネットでバズる時代ですし、せっかく良い商品を提供しているのに、ネット検索しても情報が出てこないのは「宣伝不足」を疑わずにはいられません。「やみつキッチン」がおいしかっただけに、もったいないな~という気持ちになりました。
とはいえ、頑なに独自路線を貫くミニストップのひたむきさには、一消費者として多くの魅力も感じました。今後、どんな進化を遂げるのか注目していきたいと思います。