44年ぶりの『紅白』ゼロ枠

Snow Man・目黒蓮、『紅白』に決別報道――STARTOはNHKに「本気で憤っている」?

2023/12/30 12:00
サイゾーウーマン編集部
Snow Man・目黒蓮
Snow Manは実力で『紅白』に出られるグループだが……(写真:サイゾーウーマン)

 大みそかの音楽特番『NHK紅白歌合戦』に、今年は“出場者ゼロ”となったSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)勢。創業者・ジャニー喜多川氏(2019年7月に死去)の50年以上にわたる性加害が社会的な問題となった年だけに、彼らの枠がいったん消滅するのは予想されていた通りだが、複数のグループは大みそかに各公式YouTubeチャンネルや「FAMILY CLUB online」で生配信をすると続々発表。「苦肉の策のように見えるが、どうやらSTARTO側はNHKに対して本気で憤っている」(テレビ局関係者)という。

 44年ぶりに『紅白』の出場枠がゼロとなり、フジテレビ系で生中継される毎年恒例の『カウントダウンコンサート』の開催も見送られたSTARTOタレントの大みそか。その代わり、King&PrinceやSnow Man、なにわ男子らが生配信を実施すると告知しており、ファンを大いに喜ばせているが……。

「STARTOは、まるで『紅白』に対抗するかのように、各グループの生配信をぶつけていますが、実際、NHKに対して怒りの感情をたぎらせているとか。同社としては『社名を変えて出直しを図り、被害者への補償をはじめとする救済も始まっているのに、なぜ1組も『紅白』に出られないのか』と納得がいっていないようです。NHKが来年も『紅白』にSTARTOのグループを出さないなら、再来年以降、もしオファーが来たとしても、辞退を選択するかもしれません」(同)

 Snow Man・目黒蓮は、生配信の開催発表に際して自身のインスタグラムのストーリーズ(24時間限定公開)を更新し、「9人とみんなで最高の大晦日にしようね! 絶対後悔させないよ 俺らを正解にする」とファンに発信。これが一部ネットニュースで『紅白』との決別宣言と指摘され、他メンバーも、来年以降出場しないスタンスをみせていると伝えられた。

生まれ変わりの過渡期である『紅白』、STARTOは必要不可欠?

 しかし、今はNHKサイドが一時的にSTARTOを排除しているものの、「この先もずっと同社のタレントが出ないとなると、むしろ困るのはNHKでは」(同)とのこと。


「というのも、『紅白』は生まれ変わりの過渡期にあり、業界関係者からも驚かれるほど“若年層にウケるアーティスト”ばかりを起用するようになりました。売上や知名度を誇り、かつ若いファンが多いSTARTOのグループはこれからこそ『紅白』に必要不可欠なのです」(芸能プロ関係者)

 なお、12月25日配信のニュースサイト「デイリー新潮」は、STARTOの「代表取締役 CEO」に就任した福田淳氏が『紅白』と決別する可能性を伝えている。

「ただ、STARTOのほうも退所者が続いたり、スポンサー離れが解消できない危機的状況が続けば、自ら国民的番組である『紅白』を辞退するというもったいないことはできないでしょう」(同)

 果たして来年、頭を下げるのはNHKとSTARTO、どちらになるか……。

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最終更新:2023/12/30 12:00
タレントは悪くないのにタレントが苦しむという構造がつらすぎる