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TOKIO・松岡昌宏、本人名義での楽曲制作は「最後かな」――“ペンネーム”のこだわり語る

2023/12/06 11:07
小沢由衣子(ライター)
“最後”がこないことをファンは祈ってます(写真:サイゾーウーマン)

 TOKIO・松岡昌宏がパーソナリティを務めるラジオ『松岡昌宏の彩り埼先端』(NACK5)。12月3日放送回では、楽曲制作時に使う“名義”に関するこだわりについて語る場面があった。

 この日、番組には「昔から曲を作るとき『MABO』という名義で曲を作ってらっしゃって、いまも『Kaoru』名義で楽曲提供してらっしゃいますが、本名を使わない理由ってあったりしますか?」という質問メールが到着。

 松岡は「こっぱずかしい、というのがひとつです」と明かしたあと、ペンネームなどを使って、フィルターのように「(自分自身との)間に一枚なにか挟む」ことにより、自分とは違う人間として考えたほうが、「恥ずかしくなく歌詞も書けたりする」とぶっちゃけ。歌詞を考えることは、「役を演じきるということと一緒」「違う人になりきって、『この人だったらどう思うのかな』っていう物語を、自分の中で考える」と語った。

 また、主演ドラマ『家政夫のミタゾノ』シリーズ(テレビ朝日系)では、これまで自身が演じる三田園薫のペンネーム「Kaoru」を使用し、島茂子(TOKIO・城島茂の別名義)やHey!Say!JUMPが歌う主題歌の作詞・作曲を手掛けてきた松岡。このペンネームのときは、「『ミタゾノ』に合う(曲)、自分たちが演じてる役とか、Hey!Say!JUMPがどういった形の歌を今歌ったらおもしろいかなとか(考える)」と明かし、「違った名前のほうがやりやすい、っていうのがひとつ」と説明した。

 さらに、「松岡昌宏という、TOKIOの松岡が作った曲なんだっていう先入観を持って聞かれるのが嫌だったっていうのがちょっとあるんですね」とも発言。「特に『ミタゾノ』の場合は、俺が書いたっていう先入観をあんまりつけないほうがいいなあって」思ったそうで、島が歌う2018年放送の第2シリーズの主題歌「戯言」(同年5月リリース)については、本人に頼んで歌詞を書いてもらったと回顧。作曲者には「Kaoru」の名前がクレジットされたが、「『え、誰が作ってんだろう?』っていうことになってくれるといいなあって思ったんです」と狙いを明かした。


TOKIO・松岡昌宏、ペンネーム使用は「ちょっとした“逃げ”」

 なお、現在放送中の第6シリーズに起用されているHey!Say!JUMPの「それぞれ。」(12月6日発売のアルバム『PULL UP!』収録)も、「『松岡昌宏』って出るのが、なんとなく(嫌)。先入観でその作品を見てもらいたくないな、聞いてもらいたくないなっていうのもある」ため、「Kaoru」名義で楽曲提供したとのこと。

 松岡は「まあ、みなさんもご存じの通り。俺みたいなタイプはクセも強いので、『意外にこんなかわいい曲書くんだ』みたいに思われんのも、こっぱずかしいのよ」と笑いながら、ペンネームを使うことは「『俺じゃないよ』っていう、ちょっとした“逃げ”みたいなとこもあんのかもしんないね?」と正直に告白。

 そして、「これからも自分のできる限り。曲のストックもありますし、なんか表に出していけるものがあれば出していきたいし。みなさんに聞いてもらえることがあれば聞いてもらいたいなと思う」と、新曲発表に意欲をのぞかせる場面も。続けて、「そのたびに名前変えてるかもしんないですね。それがいいのかなって。で、これがもうそろそろ最後なのかなっていうときに松岡昌宏で作ろうかな(笑)」と、本人名義を使うタイミングについても言及したのだった。

 番組放送後、ネット上では「名義をひとつ介したほうが、恥ずかしさや先入観が軽減されて作詞しやすいのかな」「作り続けてくれていることが聞けてうれしい」「まだまだストックがあるということで! 来年も待ってるからね!」といった声が寄せられていた。



小沢由衣子(ライター)

小沢由衣子(ライター)

ギャル系雑誌出身の編集兼ライター。カルチャー、芸能などが守備範囲。日々の癒しは漫画とサウナと激辛ラーメン。

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最終更新:2023/12/06 11:07
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