サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」石橋のコメントは「違う」と思ったワケ コラム 仁科友里「女のための有名人深読み週報」 有吉弘行は「すごろくでいったらあがり」――石橋貴明の発言は「ちょっと違う」と思ったワケ 2023/11/09 21:00 仁科友里(ライター) コラム 私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 昭和・平成の遺物と化している?(C)サイゾーウーマン <今回の有名人> 「奥さんキレイでアナウンサーで、『紅白』の司会で、すごろくでいったらあがり」とんねるず・石橋貴明 YouTube「貴ちゃんねるず」(11月4日) ダウンタウン・松本人志が『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で、『NHK紅白歌合戦』の“謎イベント”について明かしたことがある。松本いわく、同番組初出場の歌手が集められ、番組のスタッフと面接を行うといい、そこで「おめでとうございます」と祝いの言葉をかけられるそうだ。 この「おめでとうございます」は、「『紅白』に出られてよかったですね」と同義といえるだろう。確かに演歌歌手が、「『紅白』に出ると地方営業のギャラが1桁違う」とか、「『紅白』に出たら歌手として一人前と認められる」などと、いろいろな番組で言っているのを聞いたことがあるから、『紅白』は歌手にとって憧れの番組であり、そこに出ることはステイタスといえる。 歌手だけでなく、『紅白』の司会も、芸能人にとっては特別な仕事らしい。 YouTube「上沼恵美子ちゃんねる」で、本人が語ったところによると、彼女は39歳の時に、NHKから紅組司会のオファーを受けたという。NHK側に「司会を受けると確約しなければ、白組の司会を教えることはできない」「家族にこの話をしてはいけない」と言い渡されたそうだが、大阪で夫と子どもと暮らしている上沼が、東京のNHKで仕事をするためには、家族の了承を得る必要がある。「家族に話してはいけない」という約束は守れないと、上沼はあっさりオファーを断ってしまう。するとNHKは、まさか断られると思っていなかったらしく、「夫にだけは司会の話をしてもよい」と譲歩してきたそうだ。 NHKの“上から目線”もすごいが、さらに驚いたのは、上沼の夫の反応だ。夫は常日頃、亭主関白で、仕事の際は「東は滋賀、西は姫路まで」と東京進出を禁じていたものの、上沼が『紅白』の話をしたところ、黙り込んでしまい、翌日には「行ってきたらどうですか」と言ったとのこと。このエピソードを聞くと、『紅白』の司会がどれだけ特別な仕事かがわかるというものだろう。 次のページ 有吉弘行の『紅白』司会決定を祝福した石橋貴明 123次のページ 関連記事 石橋貴明の「若い子とがんがんセックス」宣言に“老い”を指摘――「新しい大御所」研ナオコの秀逸さ石橋貴明、「モテる」に重きを置かない若者とのギャップ――「40年ぶりレギュラーゼロ」報道に思うこと指原莉乃は、ポスト・石橋貴明? 巧妙な“ブスイジり”テクニックを読み解く有吉弘行のイジリはOK、ノブコブ・吉村には激怒……フジモンの「失礼なことも、全然言ってこい」発言によぎる疑問有吉弘行、ざわちんの目標を“否定”する姿に思う「忘れる」ことの大切さ――気を使えるはずが「やっちゃった」一言