【ジュニアCHANNEL便り】

「仕事だぞ。学芸会じゃねぇ」少年忍者・黒田光輝、久保廉にマジ説教のワケ

2023/10/31 20:00
中村チズ子(ライター)

 旧ジャニーズ事務所(現「SMILE-UP.」)が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」(10月17日より「ジュニアCHANNEL」に名称変更)。現在、Aぇ! group(火曜)、少年忍者(水曜)、Lil かんさい(木曜)、7 MEN 侍(金曜)、美 少年(土曜)、HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんオタク向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「オタクでもしんどい」動画をアイドルウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、10月19~25日公開の動画を注目度順にチェックします!

Lil かんさい・岡崎彪太郎、「俺らいつも5人やろ」と抗議

 10月19日更新の動画は「Lil かんさい【アトラクション体験リポート】この感動を共有したい in 西武園ゆうえんち」(再生回数は31日時点で11万台)。前回に引き続き、埼玉県にある西武園ゆうえんちでロケを行っている。

 今動画は、「西武園ゆうえんち アトラクションを体験しよう」というシンプルな企画内容。ただし、1つのアトラクションにつき、体験できるのは4人だけとのこと。當間琉巧が「なんでそんなことするん?」と言うと、岡崎彪太郎はやや芝居がかった口調で「俺らいつも5人やろ!」と訴えた。

 なお、搭乗者は終了後に1人30秒で未体験メンバーに感想を伝え、リポートがヘタだった人は次のアトラクションに乗れないというルールだ。最初の「ウルトラマン・ザ・ライド 世紀の大決闘」はじゃんけんの結果、當間のみ乗れず。つい数分前まで“5人”を強調していた岡﨑は早々に勝ち抜けた上に、當間に対して「まあ、年下やしな」と言い放っていた。


 その後、園内の「アトムの月面旅行」「メリーゴーラウンド」を回った一行。アトラクションの体験中、メンバーは目をキラキラと輝かせ、すっかり童心に帰っていた(かわいい)。メリーゴーラウンドでは個々が腕にカメラを装着していたため、「◯◯とデートなう」気分が味わえるという、視聴者へのサービスも。

 個人的な見どころは、メリーゴーラウンドがスタートした後の大西風雅のリアクション。「えー、動くやん。うわ~!」(15分34秒頃)と驚く様子を目にし、ついついこちらも笑顔になった。

7 MEN 侍、今年も「地味ハロウィーン」でメンバー大盛り上がり

 10月20日アップの動画は「7 MEN 侍【地味ハロウィーン~2023~】この仮装…なんでしょう?」で、年に1度の人気企画「地味ハロウィーン2023」を開催している。

 2021から3年連続での実施となったこの企画。「定番の仮装ではなくて、“仮装の対象にならないような地味なものであるか”というのが、この地味ハロウィーンの醍醐味」(本高克樹)で、各メンバーが自前で衣装や小道具を用意し、仮装をお披露目。最後に誰が最も素敵な仮装だったのか、優勝者を決定する。


 トップバッターの佐々木大光が個性的なコスプレを披露し、ほかの5人の予想が外れた一方で、中村嶺亜の仮想には見覚えがあった様子。「見てる人たちはどこまで共感できるかわからない。でも、メンバーだったら伝わると思う。ちょっとこの業界あるあるというか」とのヒントをもとに、予想タイムでは積極的に意見を出し合っていた。正解は動画を見て確認してほしい。

 続いて今野大輝は「視聴者さんはどう思うかわからないけど、メンバー間では笑ってくれるかなっていう」と話し、その姿を見た一同は大爆笑。佐々木は「お前それ、身内やん!」「視聴者の人、誰もわかんないよ」とツッコんでいた。

 今野のテーマは「帝劇(東京・帝国劇場)で毎年お世話になっているエレベーターのおじさん」で、「俺は今回、メンバー間からの笑いがほしかったの! だから気持ちいいのよ」と、かなり満足げだ。

 あくまで筆者の個人的な感想だが、中村の場合も同様に、こうした“内輪ネタ”が続くと、置いてけぼりにされているようなモヤモヤ感を抱いてしまう。そんな中、今野本人ではなく矢花黎が「帝国劇場だとね、(衣装の)早替えとかあるから。エレベーターにね、こういう番号を操作するスタッフさんがね、いつも本番中は立ってらっしゃる」と補足説明。視聴者への配慮も忘れない、矢花の親切さが身に沁みる一幕だった。

 そして、最後は奇想天外な発想で魅了してきた地味ハロウィーンの絶対王者・菅田琳寧が登場。何の仮装なのか気づいたメンバーは「うわぁ! そういうことだ」「天才だ!」と盛り上がっていた。なお、再生回数は31日時点で14万台。