コラム
知られざる女子刑務所ライフ180
獄中でネイリストの技能検定、ラジオ番組も! 今どきの“ムショ”事情
2023/10/15 17:00
少子高齢化で懲役も減ってて、ムショの対応も優しくなってるのかなと思うと、そうでもないんですよ。
ネットニュースで、岡山刑務所の拘置施設で被告人との面会を録音していた弁護士さんが、その内容を刑務所の職員に確認されたため、「弁護活動の自由や接見の秘密が侵害された」として、国に100万円の賠償を求める裁判を起こしたのを知りました。
接見交通(被疑者・被告人に保障された、弁護人とだけできる自由な面会)は立会人ナシですよね。弁護士さんとだけなら安心して話せる、と思うほうが普通ですが、訴えられた岡山刑務所はお得意の「訴状が届いていないので、コメントできない」コメントでした。訴状届いても絶対コメントしないですよね。
あとは「服役していた男性が刑務所にHIV感染を放置された件」も気になりました。和解したそうですが、放置してエイズ発症、今も杖が手放せないそうです。
この2つの裁判は、両方とも若い女性の弁護士さんで、編集者さんも感心してました。和解を取ったほうの弁護士さんは、監獄人権センターの理事なんですね。
同センターはヤクザから左翼、右翼までいろんな懲役を助けてますから、ムショに関係ありそうな界隈では知らない人はいてません。ありがたい存在なのです。
若い女性が活躍してるのは頼もしいし、瑠壬もがんばりたいと思いました。
最終更新:2023/10/15 17:00