サイゾーウーマンコラム“中学受験”に見る親と子の姿中学受験、志望校が決まらない! コラム “中学受験”に見る親と子の姿 中学受験、小6秋なのに志望校が決まらない! 焦った母が取った行動と待ち受けた“サプライズ” 2023/09/23 16:00 鳥居りんこ(受験カウンセラー、教育・子育てアドバイザー) コラム 「志望校が決まらない!」中学受験生親子が、評判のいいS学園を訪ねてみたら…… 「そんな時です。りんこさんのYouTubeチャンネルの学校紹介動画を見たんです。確か、『今は対面の説明会は無理だけど、登下校中の生徒の様子を見ることはできるから、行ってみるといいよ』というような内容でした。それで、評判がいいというS学園まで行ってみたんです。そこで、感動の出会いがありまして、今に至っております」 愛華さんと友美さんはそこでこんな経験をしたという。 友美さんは自他共に認める方向音痴。スマホも苦手。案の定、初めて行くS学園の道中で迷子になってしまった。そこに、救世主のようにS学園の生徒と思しき子どもたちが通りかかったのだそうだ。 「S学園の制服は知っていたので、すぐにわかりました。その子たちに思い切って、S学園までの道のりを聞いたんです。そしたら、ご親切にも『ちょっとここからだとわかりにくいんで、ご一緒しませんか?』って。あの子たちは下校途中だったと思うんですが、来た道をまた戻ってくれたんです」 その生徒さんたちは、愛華さんが受験生であるとすぐに気づいたのだろう。学校に向かう道中、いろいろと話しかけてくれたという。 「小6なの? 頑張ってるんだね」 「勉強つらいよね~! わかるよ~!」 「S学園はここが超おすすめ」 「入学したら、こんな楽しいことがあるよ!」 などなど……中学受験を突破した先輩たちから、共感や励ましの言葉をかけられ、さらに実際にS学園に通っているからこそわかる“学校の良いポイント”を直接教えてもらった愛華さんは、いたく感動していたという。友美さんも、「ああ、いい子たちだなぁ! 愛華もこんな素敵な先輩のいる学校に行けるといいな!」と思ったそうだ。 次のページ 中学受験生親子にサプライズ! S学園の先生からの“提案”とは? 前のページ123次のページ 関連記事 中学受験の大手塾に憤慨! 算数の成績下落、「先生が無理」という娘の主張はわがままなのか?小6初夏から中学受験は遅すぎる? 娘が伝統私立校に“駆け込み”で合格できたワケ中学受験で変わってしまった中1の孫――「Fラン大」「低偏差値」発言にショック!インター校からの中学受験は簡単ではない――英語コンプレックスを息子で解消しようとした母の告白中学受験における「神オヤジ」とは? 息子は日能研偏差値40台から55の私立中に合格!